春にThe La'sを聴く


The La's(ラーズ)を聴きました。きっかけはYoutubeの自動再生の旅。
There She Goesが流れ「あ!聴いたことあるぞ!」と思った。

いつ聴いたんだっけ。ああ、そうだ!中学生だか小学生のときに妹が持っていたBEAT CRUSADERSのカバーアルバム。

懐かしすぎる。この中でThere She Goesがカバーされていた。

私は哀愁系メロディが好きで、早速ラーズがツボに入りました。

レコード会社やプロデューサーとなんやかんやあって本人たちはこのアルバムを嫌っているらしい。(その辺りの詳しい話は割愛)
満足いかないアルバムながら、ここまで多くの人に長く愛されて、私のように新たに魅力に惹き込まれる人もいる。
すごいなぁ。

重すぎない哀愁系のサウンドと、派手すぎないポップさ、流行に流されないアコースティックの響き。
そうでありながら古臭さは感じない。シンセも心地よい程度に流れる。
繊細さと、絶妙なバランスで成り立っている。
リーの音楽への頑固とも言えるこだわりと、ジョンがさらに巧みに組み上げるラーズってバンド、最高なんじゃ……?
どこかぼんやりしたその辺の街なかにいそうなお兄さんたちが、こんな素晴らしい曲を生み出しているのだ。
フォークぽい曲でも暗い雰囲気が少ない。
切なく輝く音楽大好きだ!

平成最後をラーズで締めることは結構良い音楽体験なんじゃないかなぁと思いました。

未発表曲をまとめたものやコレクションなどの再発があるといえど、アルバムがこれ一枚きりとは……
と、嘆いていたら知人からジョンがラーズのあとに結成したバンド「Cast」を紹介されました。
聴いてみたら……おぉ……!好き!
またCastのことも、別記事でいつか書けたらと思います。


~以下曲の感想(勝手な印象による感想)~
直感的なものばかりなのでカッコイイ分析は何一つありません。


▼There She Goes
代表曲。爽やか。春、聴きながら歩きたくなります。
起き抜けの布団の中、薄目でまどろみの中にみる幻と多幸感のような。


▼Timeless Melody
かっこいいなぁ。かっこいい。尖りすぎない、耳に心地よいかっこよさ。


▼Tears in the rain
彼らのやり取りが少し垣間見えて面白い。
哀愁系でノスタルジーを感じます。
でもやっぱりどこか垢抜けてる。Overとかも同じようにいい曲。

▼Son of a Gun
好き!60年代のようなサウンド。ノリの良さ。
清々しい。

▼Open your heart
良すぎる……なんてこったい。ちょっと泣いた。


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