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ネクイノメンバー紹介#02_松田薫「薬剤師のキャリアチェンジ!ネクストイノベーションで日々挑戦し続ける理由」

こんにちは、ネクイノ広報の豊倉です。
ネクイノートでは、ネクイノメンバーについて紹介していきたいと思います。第2回目となる今回は、メディカルリエゾンチームでスマルナ相談室の取りまとめを担当している松田 薫(まつだ かおる)です。

薬学部を卒業後、調剤薬局で薬剤師として6年半勤め、薬局薬剤師は天職だとまで思っていた彼女が、なぜネクイノへジョインすることになったのか?ネクイノ代表の石井と出会い、変化した医療従事者としての志や、スマルナを通して伝えたい想いについてご紹介したいと思います。

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こんにちは。ネクストイノベーションの松田です。
ネクストノベーションではメディカルチームに所属し、スマルナ上の相談サービスなどをまとめる仕事をしています。

ネクストイノベーションに入るまでは調剤薬局で薬剤師として6年半ほど働いていました。チェーンの薬局だったので大病院の前の大きな薬局から、地域の人に愛される小さな薬局まで色々な店舗で働くことができました。

私が薬剤師になった理由、それは「手に職」が理由でした。
「薬局薬剤師になったのも薬剤師資格をとったからには薬剤師として働くよね」というもの。「自分が何をしたいのか」ということを深くは考えていなかったと思います。

薬局薬剤師は天職だと思っていた

前述したとおりの理由から選んだ薬剤師という仕事でしたが、実際働いていく中で薬剤師という仕事の責任だったりプライドというものを徐々に感じるようになってきました。
新卒から働いた薬局は日々いろんな患者さんに出会うことができ、1ヶ月に1度定期的に来局する患者さんとはどんどん仲良くなれる。患者さんの「ありがとう」の言葉は私の働く力になっていましたし、異動した先の薬局にも患者さんが追いかけてきてくれることもあり、とてもやりがいを感じていました。
薬局薬剤師になった動機はきれいなものではなかったですが、私はこの仕事が大好きでしたし、重要なものであると今でも思っています。

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薬局を退職

そんな仕事でしたが、薬剤師として働いて6年を超え「無理だ…」と思うことが増えました。”医療の志があれば、やりがいがあれば、患者さんのために頑張れるだろう”という風潮に疲れてしまいました。

”やりがい”はあっても気力がなくなってしまった。
一旦リセットをしようと思い、自分の結婚というイベントを一つの区切りとして新しい環境に移ることに決めました。
退職したあと何をするかは考えていなかったけれど、有給消化中も就職活動はせずただひたすら家事をしてのんびりとすごしていました。

専業主婦は自分に向いていないと気付き、就職活動を始めようと思った頃、ネクストイノベーションと出会います。

「スタートアップで働いてみたら?」

いつもどおりの夕食時に夫から突然言われた「スタートアップで働いてみたら?」という言葉。
”手に職”を理由に薬剤師になるほど保守的な自分にとって、スタートアップなんて考えたこともない選択でした。「スタートアップで働く薬剤師」なんて聞いたこと無かったですし…
「取引先の会社が医療系のスタートアップなんだけど薬剤師探してるんだって。1回話聞いてみたら?石井さんって言って…」と言われるがまま、紹介されるまま会うことになりました。

代表の石井から聞いた「スマルナ」の話は、疲弊していく医療の現場を変えていくもののように思いました。
”患者と対面しなくては医療はできない”という思っていた私の考えからは思いつかないような世界でしたし、話を聞いてとてもワクワクして、すぐに入社を決めました。

入社してからは1ヶ月のカスタマーサポートでの仕事を経て、アプリ内にある「専門家相談室」をまとめる仕事につきました。
委託して働いていただいている薬剤師のシフトの管理や、相談室の機能改善など、今までやったことのない仕事がたくさんあり、最初は戸惑いだらけの毎日でした。
私が慣れない業務を楽しんで続けられたのは、間違いなく弊社のアットホームな雰囲気、違う部署でも困っている人は助けようとしてくれた仲間の存在が大きいと思っています。
現在では同じ業務を行う仲間も増えましたし、充実した日々をすごしています。
色々な業種の人と一緒に働くことができる環境は、様々な考え方や知識にふれることができ、毎日新鮮ですしとても楽しく思います。

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生理は恥ずかしいことじゃない

相談室にて多くの相談を受けている中で世の中の多くの女性が生理について悩み、妊娠について不安を感じていること、避妊やピルに関しての正しい情報を得られていないことを知りました。

避妊や生理について話をすることがタブーのように感じる風潮は、以前に比べて軽減してきているものの、まだ「恥ずかしいこと」と感じている人は多くいるように思います。
また、「病院に行くのが怖い」「きっと大丈夫だろう」という気持ちから病院へのアクセスが遅れてしまっている方もたくさんいらっしゃるように感じます。

そんな方々が相談室にて相談したことがきっかけで、病院を受診してくれた方、避妊について自分自身で考え始めてくれた方がいてくれることがとても嬉しく思いますし、「不安が解消されました、ありがとうございます!」というお言葉をいただくことで顔は見えないながらも、誰かの役にたてていることを知り、とてもやりがいを感じることができます。

私はスマルナを通じて、自身の体を知り自分自身を大切にすること、自分の選択に責任を持つことの重要性を伝えていきたいと思っています。
スマルナが医療に、ユーザーに真摯なサービスであり続けるため、私自身も成長しながら働いていくために、全力で様々なことにチャレンジしていきたいと思っています。

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一度は”医療従事者”でいることに疲れたけど…

上述の通り、私は一度「医療従事者でいること」に疲れてしまいました。
しかし、代表の石井に会って、ネクイノの考え方に触れて、
“対面“で”人力“ですることだけが医療ではないんだということを知りました。
実際の医療現場では「病気になってしまった人」「現場まで来てくれた人」にしか触れることはできません。
スマルナのようなオンラインの相談サービスなどであれば「病気かもしれなくてちょっと不安」な人に隠れている何かに気付いて病院の受診を勧めたりすることで、その人の“これから“を変えることができるかもしれない。
そんな大きな可能性を改めて感じている毎日です。

病気になった人を治すことだけが医療ではないのではないか、
これからの病気を未然に防ぐことも大切な医療だと思います。

スマルナというプロダクトを通して、
望まない妊娠や、中絶を防ぐこと、正しい性についての知識を手に入れてもらえたらと思いますし、医療を身近に感じてもらえたらと思っています。


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