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雨が・・・

こんにちは。

梅雨明け宣言の後に続く長い雨。。
気候変動に伴って、名もなき未知の新たな季節区分が誕生しつつあるのでしょうか?

ところ変わって欧州各地では熱波が襲ってきていて、ドイツでも森林火災の危険が危ぶまれているようです。

ところでドイツには、日陰で外気温が30℃近くなると学校が休校になるHitzefreiと呼ばれるものがあります。30℃で休校になるとは、日本では場所によっては夏休みが三ヶ月近くに及んでもおかしくありませんね💦。
Hitzefreiになると、子供達は喜び勇んでプールや湖などに泳ぎに行く・・というイメージなのですが、このHitzefreiが発令されることも、最近は各学校の冷房設備の充実などによりなかなか少なくなってきているのだとか。その発令基準は各州ごとに異なっており、最終的な決定権は各校の校長先生にあったりなど、同じ地区でも学校によってその対応も異なります。
日本でも、例えば午前6時に暴風警報が発令されていれば午前授業は無し、11時時点で発令中であれば午後の授業は〜などと細かい基準が市区町村の教育委員会で定められています。
ただ、日本でこれらの警報が出ていれば、屋外に出られる状況ではありませんので、学校が休みになって喜ぶ子供はいても、残念ながら喜び勇んで外に飛び出すことは出来ない、というところがドイツと違うところでしょうか(笑)。

前置きが長くなりましたが、そんな気候の話に絡めて今回は、「雨」にまつわる言葉を集めてみました。

der Regen(雨)

雨。

この名詞、一例ですが以下のように言い換える事もできます。
()内に直訳を入れていますが、意味は雨です。
Himmelstränen(天の涙)
Wolkenwasser(雲の水) 
Himmelswasser(天の水) 
Himmelsnass(天のおしめり)

伝え手の心情によって選び取れる言葉の幅が広がると素敵ですね。

Es regnet. (雨が降る、降っている)

regnenは「雨が降る」という動詞ですが、このregnenを使わずに「雨が降る」を表現してみましょう。

Regen(雨)と親和性のある動詞を挙げてみると・・。
Regen kann … fallen, tropfen, prasseln, sich ergießen, einsetzten, 
などなど。

自然の見せてくれる表情や情景に、伝え手が折々の季節に自身の心情を反映させて表現することも多い季節や気候を表現する言葉。
だからこそ、伝え手の心情を上手に乗せて表現できると、真に自分の言葉で、自分の心を伝えられた、という気がしますね。

話者の主観を伝える、ということになってくると接続法で、というように教わる局面もあると思いますが、直説法でも語彙を深めて事実の細かい描写が出来れば、書き手や話者の心情をより細かく表現し伝えることができそうです。

そして、事実を客観的に述べる直説法で伝える主観だからこそ、書き手や話者の心情は、接続法で伝える主観の安堵、非難、懐疑、婉曲表現とはまた違う、事実をして表現者の心情を言わしめる力があるのではないか、なんて考えています。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。













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