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なぜ毎日走るのか? その理由を走らない友人に納得させるには

飽き性の私ですが、ランニングだけは20数年続いている。

ほぼ毎朝、音楽や英会話など聴きながら走るわけでもなく、
馴染みのある景色を見ながらただひたすら走っている。

「そんなに走って何を目指してるの?」
「走ってて何がいいの?」
なんて、友人によく聞かれる。

何を目指してるか・・・
何がいいのか・・・

うむむ・・・

マラソン大会に参加する予定もないし、
記録をのばすとか、何か目標があるというわけでもない。

なんのために?なぜ?走ってるのか・・・

・朝の新鮮な空気をいっぱい吸える
・体調が良い
・イライラすることがあっても、走った後にはスッキリしている
・季節の移り変わりを肌で感じられる

うーーん、これじゃあ友人に
「いいね!私もランニング始めよう!」
なんて、思ってもらえるような説得力があまりないか。


ふと、脳科学者でありランニングを習慣としている茂木健一郎氏の著書、
『走り方で脳が変わる!』を数年前に購入してたことを思い出し、再読した。

この中で面白かったのが、
「デフォルトモードネットワーク」という脳内ネットワークの話。
このネットワークは脳の中心の方にある一連の回路で、
脳のメンテナンスや情報の整理を担っていると考えられているそうだ。
このメンテナンスには気持ちの整理、感情のバランス回復も含まれている。

このネットワークは若いほど活性化し、加齢により活動量は落ちていくらしい。

では、どうやってこのデフォルトモードネットワークを活性化させるか。

それは、見慣れた道を、音楽など聞かず、考え事せず、ただただ走る・・・
それが、デフォルトモードネットワークが活動する絶好の条件!
と書かれていた。

さらに、ランニングすることで、
「マインドフルネス」
価値判断や評価を挟まず、今ここで起きていることに集中することができる
とも書かれていた。

マインドフルネスというと、座禅などが思い出されるが、
著者は、マインドフルネスの入口の一つとして、
ランニングから入ってみるのもありだとっている。
じっと座って瞑想しているよりも、風を感じたり、適度な騒音など、
ある程度の不規則な刺激の中で走ることは、
デフォルトモードネットワークを活性化させやすい、ともいっている。

などなど、この本には
「走るとこんなにいいこといっぱいあるのに、なぜ走らないの?」
というメッセージが盛り沢山。
この本を読むとすぐに走り出したくなる!はず(!)

ランニングのよさがよくわからない、毎日走っている人の意味がわからない
と言っていた友人に、この本を勧めてみよう。

そういえば、私がなぜ走り続けているか・・・
一番の理由は、走るとご飯がおいしく食べられるから!
かな。






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