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一眼レフやミラーレス一眼で出来る素晴らしい撮影は?

一眼レフやミラーレス一眼の魅力についてご紹介します。
今どきはスマホでも素晴らしい写真が撮れますが、一眼カメラでないと撮れないものも多くあります。いくつかお伝えして一眼カメラの魅力に迫ります。
1.背景ボケ 前ボケ
2.暗所性能
3.スローシャッター
4.ストロボ
5.レンズのバリエーション
6.光芒と玉ボケ

1.背景ボケ
背景がボケて被写体のみピントが合っているため、非常に被写体を強調した写真を撮ることが出来ます。
レンズの絞りをコントロールすることで背景をボカす量を変え、幅広い表現が可能です。ボケについては別の記事で詳しく解説します。
最近の高性能スマホでも二眼レンズを利用して擬似的にボケの大きい画像を作れますが、被写体が近かったり遠かったりすると難しく、一定の条件下でしか使えません。

背景ボケの撮影例

前ボケは被写体より手前に何かを配置して、ボカします。この場合は背の低い植え込みが被写体の前に来るように配置しました。

前ボケの撮影例

2.暗所性能
同じ明るさ条件(夜の少し光が差し込むベランダ)で一眼カメラとスマホで撮り比べました。両者ともiso感度800 シャッタースピード1/15です。左が一眼で右がスマホです。スマホ画像は少し暗いですが明るくするともっと画像が壊れるのでこれ以上明るくできませんでした。
カメラのセンサーサイズが一眼カメラの方が何倍も大きいため、光を多く受け入れられ、画質に圧倒的な差が生まれます。
明るい時の撮影はこのような差は生まれません。

3.スローシャッター
露光時間を長くして星や蛍といった暗い光を撮影することが出来ます。
上の蛍の写真は撮影した10数枚の画像を比較明合成という特別な重ね方で合成しています。
こちらは暗いため、いすれも30秒露光しています。スマホでは同様に露光しても2.で説明したとおり、荒れたコントラストの少ない画像になってしまいます。

20秒露光でヒメボタル、星の煌めきをとらえました。少し見ずらいのでクリックして拡大してご覧ください
スローシャッターで車のライトが光の線になります

4.ストロボ
一眼カメラは、ストロボの強力な発光で明るく撮影することが出来ます。
スマホにもライトがありますが、出力は非常に弱く、近いものを撮影する時のみ有効です。一方、一眼カメラのストロボは出力も強く、外部ストロボをを使用すれば、被写体に向けて発光するだけでなく、天井に向けて発光して、部屋全体を明るくしたり、リモコンでカメラとは違った場所から発光させることも出来ます。

モデルさんに斜め45度からリモコンで発光
斜め45度と真後ろから2灯でリモコン発光

中国製品なら2万円位でラジオスレーブ(リモコン送信機とストロボ)が入手出来ます。全く問題なく使用できます。

5.レンズのバリエーション
一眼カメラのレンスは、望遠~広角~魚眼にいたるまで様々なレンズがあります。最近ではスマホに取り付ける望遠や魚眼レンズなどもありますが、根本的に望遠、広角においてお遊び程度の付加価値しかありません。
運動会で超遠方から、魚眼で視野角180度といった撮影は一眼カメラ無くしては不可能です。
しかも一眼カメラには、単焦点レンズという、ズームは出来ないが非常に背景ボケを作りやすいレンズがあります。望遠レンズでのスポーツ撮影も一眼カメラと明るいレンズで実現できます。

特に室内スポーツは動きが早くて暗いので一眼カメラ必須
対角180度の魚眼レンズは天井を撮っても自分の背面の窓まで写ります

6.光芒と玉ボケ
光芒は、レンズを絞って点光源を撮影することであらわれます。
玉ボケは点光源を背景にしてボカすと現れます。

絞りをF22にして太陽を背景に入れて撮影
LED光にクロスフィルターを入れて撮影。
一眼カメラなら点光源が背景に有れば、ボカすと簡単に玉ボケが出来ます。


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