神戸の映像はまだか!阪神・淡路大震災 空白の時間帯に現場で起きていたこと
「ご覧いただいている映像は、地震が起きたときの神戸放送局の放送部の様子です」
画面全体が激しく揺れている。机も椅子も棚も波打つようにスライドしていく。
「大きな揺れが繰り返し襲っているようです。いろいろなものが棚から落ちたり机から落ちたりしています」
放送局の泊まり当番で仮眠中の記者に向かって本棚が倒れてくる。
記者が間一髪に飛び起きると、次の瞬間、周りが真っ暗になる。停電だ。
直後、記者は電話へと飛びついた。
1995年1月17日午前7時に放送された、朝の全国ニュー