「銅メダルで悔し涙」こそ伊藤美誠の卓球人生 10年分の取材ノートに書かれた伊藤美誠のすべて
伊藤美誠選手と初めて会ったのはもう10年余り前、彼女がまだランドセルを背負ったあどけない小学生のとき。
当時の私の取材ノートには
などと書かれている。
すごい小学生だ…と思った。
常に「普通じゃない」プレーを追求し続けた彼女は瞬く間にトップアスリートになり、「一番きつかった」時期も乗り越えて、東京オリンピックの大舞台で日本卓球界初の金メダル、という快挙を混合ダブルスで成し遂げた。
でも私の心が動かされたのはそのあとのシングルス、銅メダルを決めた直後に彼女が流した涙の