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2022北海道旅行 ~日高~十勝~

本日の行程

2日目

8月21日(日)11時09分
太平洋フェリー「いしかり」
八戸沖

いつものように携帯のアラームて起床。時刻は4時30分で予定通り。インサイドの部屋なので外の様子はわからないため着替えて甲板へ。白々と明ける空に雲は少なく、風もおだやか。写真の時刻は4時50分で予定とおりの日が昇り、今年2回目の日の出の撮影をする事ができた。まずは旅行の目的である撮影でマトモな画が撮れたことに満足し、再び客室に戻り二度寝。今度はアラームをセットせず体内時計だけで起きることとした。

八戸沖からの日の出

目が覚めると8時すぎで、二度寝は3時間ほど。二回目の起床をし朝食をとることにする。レストランの閉店時間が近かったせいか、人も少なく窓側の席を確保。天候のよい日に海を見ながら朝食とは贅沢な話である。食事が終わりインフォメーション近くのモニタで、現在地を確認するとも、苫小牧まで80キロくらい手前まで来ていた。時計を見るともう9時。予定通りに苫小牧に入港できそうだ。

洋上で食べる朝食

太平洋フェリー「いしかり」(出発)
走行距離数:401.2キロ
平均燃費:27.5㎞/L

フェリーは定刻より少し早めに苫小牧についた模様。船内アナウンスに従い車両甲板へ。15時間ぶりの自分の車の運転席で待機していると、前に駐車している車のブレーキランプが徐々に点灯し、下船が近い事を知らせる。事前に調べたところでは40分くらい待たされる事あると聞いていたが、そんな事もなく、乗船した時と同じようにゆっくり車を移動させ苫小牧港に到着。初めての15時間という長時間の船旅ではあったが、P君が言っていたとおり「15時間なんてあってという間」というがよくわかった。というのも、15時間のうち半分くらいは寝ているし、残りも食事をしたり、風呂に入ったり、テレビを見たりとしていると軽く消化できてしまう。言われてみれば当たり前だが、飛行機や鉄道の15時間といえば、席に座ったままのほぼ動けずの15時間がほとんであるが、船の場合、食事や風呂、娯楽施設まであり、また眠くなったら横になって寝られるという点が、長時間を上手い事、消化する事ができた要因でないかと考える。

話を戻す。いよいよ北海道に到着し、まずは苫小牧から、最初に一昨日決めた、日高町にある引退馬牧場Yogiboヴェルサイユリゾートファームへ行くこととする。今日は夜の帯広競馬場でばんえい競馬を見る予定で、苫小牧から帯広にいきなり行くには早すぎるので、ここに立ち寄ることとした。

12時15分
Yogiboヴェルサイユリゾートファーム(着)
走行距離数:457.9キロ
平均燃費:27.7㎞/L

苫小牧から日高までおよそ60キロで概ね1時間程度の距離。Yogiboヴェルサイユリゾートファームは、2002年のダービー馬・タニノギムレットや動画で有名となったアドマイヤジャパン(菊花賞2着)が繋養されている。平日だから余裕だろうと思っていたが、それなりに観光客でにぎわっていた。特にタニノギムレットといえばダービー馬で、あのウオッカの父であるので馬の近くには常に観光客がいるという感じだ。

タニノギムレットの他に、2010年ジャパンカップを制したローズキングダムも繋養されている。この馬は2010年のジャパンカップを制しているのだが、実はこのレース1番人気のブエナビスタが降着した事で、良い方に転がり3連単のがとれたという思い出がある。という事で12年越しでローズキングダムさんにお礼を言う事ができた。

タニノギムレットさん
ローズキングダムさん

そういえば昼食を食べていない事に気づく。今いるのは馬産地のど真ん中であるから、ここで食事を食べないと、近くで食事をする事がてきない。という事で牧場内のカフェでハンバーガーを食す。アイスコーヒーと合わせて1800円くらい。味は中々重厚な感じで美味しかった。

なんとか牛(近所だと思う)100%のハンバーガー

時刻は13時55分。予定ではこのまま国道237号線を北上して占冠経由で道東自動車道で帯広に向かう予定だったが、このまま行っても早すぎるし、少し時間を持て余しそう。こういう時は、ふと自分の旅の原点に戻って考える。自分が考える旅をシンプルに考えると「行った事がないところに行く」という事で、カーナビを見ると、行った事がない観光地・景勝地を発見。日高から約135キロ先の襟裳岬。経験則ではここから2時間30分もあれば行ける、つまり16時30分くらいには襟裳岬に到着だろう。襟裳岬に30分滞在して17時すぎに出て、広尾経由で帯広に向かえば19時30分くらいには帯広競馬場に着くとう都合のよい計算が成立。そう、襟裳岬は歌にある通り「何もないのか?」というを確かめたいとい気持ちが沸いてきた。という事で、Yogiboヴェルサイユリゾートファーム後にする事とした。

16時40分
襟裳岬(着)
走行距離数:587.3キロ
平均燃費:27.6㎞/L

北海道は2桁回数は行っているものの、襟裳岬には行った事がない。道は極めて簡単で海沿いの国道235号線をひたすら南下すればよい。この国道沿いには、新冠、静内、新ひだか町、浦河、様似と町が続くのだが、過疎が深刻で寂れているかと思いきや、意外にも商業施設が立ち並ぶ綺麗な街並みだった。特に浦河町は想像していたよりはるかに大きく驚いたが、後からP君に聞いたところ「浦河には日高支庁があるから」という事で納得。国道235号はここ浦河で終点。ここから襟裳岬までは国道336号線となる。

国道336号線をひた走り、襟裳岬に到着。だだっぴろい駐車場があるものの平日という事もあり、自分以外に車が数台と、道内をツーリングしているあろう人、「自転車で全国を回ってます」的な旗を立ててる人くらい。襟裳岬といえば強風がおなじみだが、この日は風もなくおだやかで、ある意味、裏切られた感満載。駐車場から遊歩道を10分くらい歩いて襟裳岬に到着。本当の突端は別の遊歩道のようだが、時間のないので襟裳岬に来たという事にする。襟裳岬といえば、歌碑をあったのだが、強風にされされすぎたのか劣化が著しく文字の解読が不能だった。
日高が思った「襟裳岬には何もない」というの本当なのか?を確かめ来たが、本当に何もない事が自分の目で確認するできた。これ大事。

襟裳岬の遊歩道
襟裳岬

という事で、早めに出ないと帯広のばんえいのレースに間に合わなくなるので、駐車場を出ようとすると、先ほどの道内をツーリングしているあろう人の荷が崩れそうになり「大丈夫ですかー?」というと軽く会釈をして返したくれた。そのまま車に乗り込み帯広へ向かう。

19時15分
帯広競馬場(着)
走行距離数:713.3キロ
平均燃費:30.3㎞/L

襟裳岬から国道336号線を北上し、広尾経由で帯広を目指すのだが、ここは行きに通った浦河などの賑わいとは対照的に何もない。ようやく小さな町か見えてきたと思ったところが広尾町。そこから少し走ったところに豊似というさらに小さな町で国道236号線に乗り換え、しばらく走って帯広広尾自動車道へ。

帯広競馬場着は19時15分。予定より若干早めに到着で、ぎりぎり10Rに間に合うが、果たして間に合ったの良いのか悪いのか。ばんえい競馬はなんて、いきなり来て当たるはずもなく、襟裳岬から飛ばしてきた割りには全然当たらず終了。とはいえ、ばんえい競馬は日本で、というより世界でもここだけしかない競馬であり、稼ぐとか儲ける目的で来ている感じは余りしないことにしておく。時刻は21時すぎ。ここで地方都市の問題が発生。食事の選択肢が極端にないという事。帯広競馬場の中の食堂らしき店も19時すぎには閉店してしまったので、ネットで色々と探してみると、概ね21時くらいの閉店してしまうようだ。仕方がないので、大通り沿いのバーミヤンで適当に食べて夕食終了。と、ここで今日の宿であるカミシホロホテルから架電。なんでも23時を過ぎるとスタッフが帰ってしまうので、手順のメールを送るのでその通りにチェックインしてくれとの事。まあ上士幌に23時すぎに来訪するなんて、そんな想定はないか。

世界で唯一のばんえい競馬

23時14分
カミシホロホテル(着)
走行距離数:756.9キロ
平均燃費:30.2㎞/L

帯広からだいたい40キロ走ったところで上士幌に到着。帯広に泊まらず上士幌に泊まる事になったのは、ここからさらに20キロほど奥地にあるタウシュウベツ橋梁の見学ツアーに参加するためだったのだが、そのツアーが中止となってしまい、結局、宿だけが上士幌になったという事情がある。それはともかく、寂し気な街灯はあるのももほとんど物音がしない不思議な町。駐車場に車を止めてホテルに入り、メールの指示に従い顔認証登録も完了。が、指示された部屋の前で登録したばかりの顔認証をしても見知らぬ女性の名前が出てきて解除にならず。ホテルなのに人はおらず、しかも上士幌。メールに記載されている電話番号に電話。どうやらマスクを顎にかけていたりすると顔認証が上手く反応できない事があるとかで、解除キーの入力でようやく部屋に入る事ができた。荷物を置き、風呂に入って、ベットでニュースを見てたところまで記憶があるが、気がついたら落ちていた。まあ、今日はよく走ったしな。

今日の走行実績

本日の走行距離数:356.1キロ
通算走行距離数:756.9キロ
平均燃費:30.2㎞/L


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