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またギターを教えることになった話。

僕は数年前に某音楽教室でギター講師をやっていて辞めた。
薄給だったこと、モチベーションの低い「バンドマンである僕との熱量の差」人間に教えることの難しさ、自分が人に教えるほどの人間なのかという葛藤が主な理由だ。

もう誰かにギターを教えることはないと思っていた。

それでも最近とあるきっかけがありギターが上手くなりたいという人を紹介され以前よりもギターや音楽との向き合い方も変わっていたのでなんとなく引き受けた。

その人と簡単な打ち合わせをした。
曲を作っていて引き出しや技術を増やしたい、シンプルに基礎力をあげたいとのことだった。
基礎練習、作曲に繫がるフレーズの作り方、スケールなどを主にやっていこうとなり今日は2回目のレッスンだった。

僕より4~6歳「曖昧」若い彼は比較的のみこみも早く、何より確固たる目的を持っていてモチベーションが安定している。
意思を持って習いに来ている生徒がこんなに教えやすいものなんだ、と少し感動した。

モチベーションがある人間に触れると技術の差など関係なしにこちらも呼応してモチベーションが上がるよう気がする。

教室に勤めていた時は商売でしかなかく生徒を選ぶなんてことは考えてもみなかったし相手も選ぶ幅が少ない。
お互いの相性や求めているものの違いで溝ができることもある。

誰かに楽器を習いたいと思っている人は教室だとか個人だとか気にせず求めるものを返してくれそうか、人間的相性がいいか「悪くても耐えるに値する人間か」で選ぶといいかもしれない。

人に習うことは絶対ではないけれどライブでもレコーディングでもない一番素の自分のギターを人に聞いてもらえる数少ない状況なので迷っている人は是非体験でもいいので習ってみてほしい。

ナガヤマ以外の人に。

あと富士そばのそばは不味い。


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