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年長の娘に生理の話をしたら、すんなり受け入れられた話


毎夜、お風呂に入るよー、というと
途端に動きの鈍くなる娘、ちー(もうすぐ6歳)。

彼女の牛歩作戦でつけられたテレビにEテレの「バリバラ」が流れ、テーマは“障害×生理”。
(この番組は毎回攻めてるなぁー。)

『おおぅ…』と思ったけれど、
娘はテレビに映る見慣れぬ人たちに興味を持ったか(それともお風呂に入りたくないからかw)「消さないで!」というし、
子どもにそろそろ性の話をしたいなー…と思っていた私は、いい機会だなと思って一緒に見ていた。

「このひとはなんでちっちゃいの?」
-生まれつきかな、体が大きくならない病気なんじゃないのかな。こういう人もいるよ。
「このひとなんでへんなしゃべりかたなの?」
-脳の病気で、体が思うように動かないから話し方もこういうふうになる。この人にとってはこれが普通。

などまずは目や耳から入る情報の説明から始まり、
テレビの方はすぐに本題へ。
まずは「生理とは」の説明がサラッとされた。

娘にとってははじめてのことば、概念。
こりゃわからんよな、と
同時通訳のように早口で以下を説明。

「女の人のからだには赤ちゃんのベッドがあって、そのベッドは、1ヶ月に一回…
いちがつが来ると一回、にがつがくると一回みたいに、壊されて作りなおされるの。」

「その壊れたベッドが血みたいなものになって、おまたから出てくるんだよ」

「ちーもみー(妹)も、ママのお腹の中でそのベッドにいたの。だからとても大切で、そうやっていつも新品に生まれ変わるんだよ。」

あとはテレビを見つつ補足。
「おまたの血は、おしっこみたいに溜めとけなくて、勝手にどんどん出てきちゃうの。
だから、(テレビに映ってるような)オムツをあてて血を受け止めてる…そうだ。」

トイレから実物を持ってきて見せる。

「うわ。これママの?オムツじゃん。」
「そう。“なぷきん”っていうの。小さいのと大きいのとあって、パンツに貼って使う。オムツほど大きくないから、トイレの時自分で簡単に交換できる。」

「ママもつけてるの?」
「つけてる。
…けど、(テレビに映る)この人たちは動けなくてトイレのときも他の人がお世話してくれないとダメだから、自分で交換できないんだよね。
あとこれがタンポン。タンポンはおまたに差しこむ。」

「ママさぁ、“具合が悪いからお風呂に一緒に入れない”って、パパと入ってもらう時があるでしょう?
あの時がおまたから血が出ている時なんだよ。
おまたから血が出てると、ちーがビックリしちゃうかなーと思ったり、
タオルが汚れたりすると自分もグッタリしちゃうから…大変だから、
今まで一緒に入らなかったの。」

ここで娘、ケロリと
「いっしょにはいっちゃえばいいよ。
わかったんだから。」

…なんとおおらかで素直な反応!
これには私もホッ…。

「ありがとう。
あとね、その時はお腹も痛くなる。
…今お隣で(マンション建築)工事してるでしょう?何かを造ったり、壊したり…ドガガガガーッて。あんなのがおなかの中でも行われてる…だから、うう、イテテテ…ってなるんだよ。」

うんうんと聞くちー。

そうこうしているうちにテレビ番組は終了。
オットも帰ってきたので、今あったことを共有。
「そうかー。女の人は大変なんだよね。」とその場にいた娘とも“わかった”感覚を
サラリと共有してくれて。

ドキドキだけどあっという間の
「ウチの生理の話」は終わった。

ひゃー…
何って、私の心が軽くなった。

産後、特に生理が重くなり、
痛みや吐き気なんかもあり。
しかも生理中の入浴前後の色々な処理が煩わしく、
子どもにも説明できる自信が持てずで、
その時期の入浴は可能な限り夫に任せてた。
やむを得ず一緒に入るときも、コソコソ、ナプキン隠したりして。

あと、子ども2人ともママが好きすぎるので
トイレの中まで一緒じゃないと泣く(←もーw)し…
でも生理の時は流石にトイレから締め出して、諸々させてもらうことに
なんだか罪悪感みたいなものを感じてた。

それがね、
こんなにケロリと受け止められて、
だいじょうぶ!って
子どもから言ってもらえたから。

自分にとってのブレイクスルーだった。

※※※※※

最近読んだこの本も背中を押してくれました。



「3-9歳からはじめるアクロストン式
いま、子どもに伝えたい性のQ&A」

…はじめに何がビックリしたかって
「アクロストンさん」が日本人だってことw
西洋系のバリバリな伝道者かと思ってたよー!!

まぁ日本人の、同世代と思しき医師夫婦が書いてる新しめの本なので、とても馴染みやすいし、
子どもへの性の話、いつから?どうしよう?…って思ってる
私のようなものには、とてもタイムリーな内容の良書でした。

でも説明してるときに本出してきて子に見せるほどの余裕はなかったな!
最近読んだばかりでよかった〜♪

以上、現場からの報告と
なにせ私がとても気が晴れた、というお話でした♪

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