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あぁ、未熟だな、自分弱いな、って思う時がある。ちゃんと思える時はおそらく優しくされたり受け止めてくれたりすることを実感できることだと思う。

私は利己的だ。自分のことしか考えてない。助けが欲しくて呼べない時、自分のプライドが邪魔をして素直にSOSを呼べない。SNSにさりげなく助けて欲しいことや自分の状況を匂わせる。そして誰からも反応がないと勝手に『みんな冷たいな』と思い込む。私の悪い癖だ。

相手がいないと出来ないことを頼むことが苦手だ。つい相手の状況を考えたり自分なんかが頼んでいいのか、相手に求めたことを言えて満足できるのか、とか思ってしまう。それはただの言い訳で、断られたり拒否されたりすることを恐れているだけだった。そして言えずに抱えこみ私の欲求は不満に変わり1人で耐えていく。ストレスは溜まるのみ。どんどん底へ落ちてゆく。悪循環にしかならない。

SNSなんてツールでしかない。気持ちを汲み取って貰うのも難しいし、相手の状況やタイミングだって様々なのにどうして何も返事がないってだけで『冷たい』と思ってしまうのだろう。自分だって人と一緒にいたいと思う時や1人でいたい時だってあるくせに。あぁ、嫌になる。

私はかなしい。こんなにも優しい人たちが周りで溢れているのに信じられないことが。思いっきり甘えられないことが。多分、自分に自信が無いからだと思う。自信があれば人を信頼できると考えている。信頼できるから頼れるんだと思う。私は人に頼ることが苦手だ。というか人と関わることが苦手だ。正直、どうしてこんなにも親しんでくれるのか分からない。だってこんなにも冷たくて利己的で友達だけど何の役割を果たしているかわからないやつの何がいいんだろうと思ってしまう。多少の短所は目を瞑ってくれているとは思う。でも、それでも関わりたいと思ってくれる人たちがいる。不思議で仕様がない。まぁ、人はそんなに深く考えてないだろうけど。じゃあ、私もそんなに考えすぎず助けて欲しいなら言えばいいんじゃない？それでも、やっぱり何でこんな私なんかと関わってくれるんだろうって思ってしまう。気になってしまう。私だけに求める意味をを知りたいだけなんだ。なんて面倒な性格をしているだ。自分はこんなにも自分のことしか考えてないのに、周りの人の温かさが却って心の狭い私を浮き彫りになる。嬉しい。かなしい。様々な感情が綯い交ぜになって訳分からなくなってる。私も余裕があって人のことを気にかけられる人になりたい。今感じた人から貰った温かさを荒んだ人に分け与えたい。大人になりたい。寛大な人間でありたい。強くそう思った。

心地良くて美化されているのかもしれない。でも、人と共感したり受け止めたり苦しいことが少しでも軽くなったらいいのになと奥底では思っている。私も優しい人間なのだ。たまに出てくる邪悪な自分が出すぎて冷たいと思われることもあるけれど、そんな温かい心を持った自分も自信を持って出せたらいいなと思った。まず自分に優しくすることから始めるか。今日は人に温かさを感じられただけで十分だ。その温かさのおかげで自分は1人でも大丈夫だったこと、尊重されている証だってことを知れた。本当に良かった。

振り返ってみれば私はたくさんの人たちに温かく支えられていた。支えていた方が少ない気がする。みんな優しかった。辛かった時も誰かしらは支えていた。それを私は1人でも生きていけると錯覚していた。1人じゃ何も出来ないのにと知っているのに。計り知れない優しさに触れると強がっている自分が惨めでちっぽけに思えた。そして弱い自分を痛感した。もう強がらなくていいよ。みんな優しいし、その優しさに身を委ねたらいい。自分の居場所は近くにあった。