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2020年はポストアポカリプスと日本ファンタジーとサイバーパンクな年だった

2020年の最期の記事ということで、定番だけど今年プレイしたなかで、印象に残っているゲームを振り返っていこうと思う。

あくまでも自分がプレイしていたゲームなので、今年の新作とは限らないけど……まぁそれでも半分以上は新作をプレイしているんじゃないかな。

最初にいつもの宣伝を。ゲームライターマガジンの2020年上半期の記事90本をまとめた単行本「ゲームライターマガジン2020上巻」が配信! 480円というワンコイン価格なので、ゲームライターマガジンを購読していない人や、最近購読を始めて過去の記事も読んでみたい人などは、ぜひそちらもよろしく!


【1月】
確かこの時期はPS4版『サブノーティカ』の仕事をしていて、なかなか忙しかった記憶がある。プライベートも『サブノーティカ』に時間を割かざるをえず、あまり自由にゲームはできていなかったかもだ。記憶がないだけで、何か遊んでいたかもしれないけど。

『サブノーティカ』は、ほとんどが海に覆われた海洋惑星を舞台にしたサバイバルアクションだ。横ではなく、下方向に広がるマップはなかなか斬新。かつ、海の美しさ、そして怖さの表現がとにかく凄かった。

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特に怖さ。よく「深海には巨大な何かが潜んでいて恐ろしい」というのを指したイラストなどがあるが、まさにあんな感じ。光が射さない暗闇のなか、急に巨大な怪物が出てくるのではないかという恐怖感がある。

何よりも音がやばい。クジラに相当する巨大かつ温厚な生物がいるのだが、これまたクジラに似たような声で鳴く。これが水中で反響し、何とも言えない不気味な音となって耳に届くのだ。アイツは襲ってこないと知っていてもびっくりする。深海の暗闇と音をうまく使い、“得体の知れない環境による怖さ”を体験させてくれる。

サバイバルゲームとしても秀逸なので、興味があればぜひ遊んでみるといい。


【2月~3月】
正直まったく覚えていないのだが、きっと『フォーオナー』でもやっていたのではなかろうか。覚えてないときは、だいたい俺は『フォーオナー』でチャンバラを楽しんでいる。

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すでに発売されて4年目を迎えたこの作品だが、未だに根強い人気がある。それは、後継作とも呼べるゲームが一向に出ない、唯一無二の作品となっているからだ。

ただでさえ騎士、ヴァイキング、侍、武侠という特盛セットなのに、それに加えて豊富な外見カスタマイズ、読み合いが熱いゲームシステム、武器や鎧の重さが伝わる重量感のあるアクションなど、ブッ刺さる人には魂ごと殺してしまいかねない中毒性を秘めている。

今からでも遅くはない、やろう。季節のセールではだいたいワンコインくらいの価格になっている。キャラ全部解放バージョンでも、たぶん2000円切るので、そのタイミングで買うがよい。


【4~5月】
『FF14』に復帰。一番新しい拡張パック『漆黒のヴィランズ』を未プレイだったので、この機会に一気に走り抜けた。シナリオがやたらめったら面白くて、たぶんストーリー部分だけなら現在までのMMORPGで一番面白いのではないだろうか。ごめん、英語版のみのMMORPGはちょっとわからない。SWTORとかも話は良いと聞く。

ともあれ、昔に比べてかなり遊びやすくなっているし、なんならレベル60まではフリートライアルで遊べるようになっているみたいなので、遊ぶがよい。

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噂に聞くギスギスは、実際のところほとんど遭遇しない。あれが発生するのはプレイスタイルの摩擦が起きやすい、超エンドコンテンツだ。それ以外では、自分のペースで楽しめる。むしろ今はメインストーリーを進めるだけで1ジョブは最大レベルまで行くようになっているらしいので、パーティーを組んでダンジョンに潜る回数もかなり少なくなった。

それはそうと、自分のキャラが愛しくてたまらなくなるのでみんなやるべし。


【6月】
『The Last of Us Part2』。賛否両論を巻き起こし、上半期の話題の中心ともなった大作。もちろん、ゲームとしてはよくできている。俺は普通に楽しめた側の人間なのでアレだが、人によってはシナリオが受け付けないらしい。

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まぁその気持ちもわからなくはないので、誰でも彼でも薦めるということはしにくい作品なのは確か。でもさすがに一線級のタイトルというべきか、ジェンダー観とかには気を使ってるんだろうというのは伺えたし、感心した。


【7月】
本来なら『Ghost of Tsushima』をやっている頃合いだが、あいにく6月中旬頃からは仕事でPS4版『They are billions』をやっていた。

ゾンビが蔓延した世界でのコロニー建設シミュレーターで、一定期間ごとにゾンビの大群が襲ってくる。街を大きくしながら、防衛施設やユニットを生産して、ゾンビの群に対処しなければならない。

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この手のウェーブ制コロニーシミュを流行らせたパイオニア的作品なだけあって、ゲームは面白い。

でも、やっぱりシミュレーションってどう考えてもマウス&キーボードのほうがラクなんよな……。こればっかりはいくらゲーム機の性能がよくなっても変わらない事実。


【8月】
ここに来て『Ghost of Tsushima』。いや、本当に見事なゲームだった。正直にいえば、サッカーパンチを侮っていた。彼らの作った『Infamous』シリーズは、別に出来は悪くないものの、“まぁ普通に遊んで楽しい”くらいの感覚だったからだ。

なので『Ghost of Tsushima』も、そんな手触りになるんだろうなと思い込んでいた。

でも蓋を開けてみればなんだこれは。めちゃくちゃ面白いじゃないか。時代劇を踏襲したチャンバラは静と動のメリハリが利いていて気持ちいいし、ステルスプレイもストレスなく楽しめる。

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行き先を示すのに“風”を使うアイディアは、描写の邪魔をしないどころか、葉を散らせることで画面の美しさを倍増させる。

日本をリアルに再現したわけではないが、逆にそのファンタジー要素を組み込んだうえで、独自の日本風世界を作り上げていて、こういう世界なんだと説得力があった。

そしてさすがフォトモードの親とも言えるサッカーパンチ。今回のフォトモードは最高です。


【9月】
『Marvel's Avengers』を少し遊んだ。ゲームライターズマガジンの忘年会動画でも少し話したけど、俺は嫌いではないものの、人に薦められるかっていうと「う~ん」って感じ。

ゲームとして別に壊滅的に悪いとかではない。ちゃんと作られてはいる。けど、たぶん見ている方向が違った。「“ヒーロー”、“アクション”、“ハクスラ”、みんな大好きだろ!? 合わせたら最高じゃね!?」的なノリで作られたような感じ。

『Marvel's Avengers (アベンジャーズ)』_2

けっこうツラかったのは、やっぱり序中盤はヒーローが弱く、爽快感を感じにくいこと。ハクスラって、レベルアップによってスキルを習得し、装備を充実させて爽快感を増していく、まさにRPGって感じのシステムだよね。

たぶんヒーローを使えることに喜んで本作を買う人って、お気に入りのヒーローでド派手に敵を倒したいと思うんだよね。でも、(少なくとも装備が整うまでは)それができない。なんかザコ敵のロボットにヒィヒィいいながら、安全圏から遠距離攻撃で削っていくヒーローの姿を見ることになる。なんか違う。

『Marvel's Spider-Man』の影響も大きいと思う。あれはアクションゲームだから序盤から爽快感あるし。でもこっちはRPGが軸なんだよ。

それでもストーリーは面白かったし、普段はあまりゲームに登場しないようなキャラクターにもスポットが当たってたのはいいところだと思う。


【10月】
『Star Wars スコードロン』。スター・ウォーズ世界でドッグファイトを楽しむゲーム。世界観の作り込みが半端なくて、ファンに嬉しい小ネタもめちゃくちゃ差し込んでくる。『フォールンオーダー』もそうだけど、最近のスター・ウォーズゲームは普通に出来が良い。そしてファンを殺しに来る。そしてVRで遊んだ時の没入感はサイコーなのだ。

STAR WARS™:スコードロン_20200928105730

まぁ一番やばいのはドラマの『マンダロリアン』だけど。あれはスター・ウォーズファンは全身の毛穴から涙を噴き出して乾燥死するレベル。

それはともかく、コックピットの作り込み、XウイングとTIEファイターの操作性の違い、設定を生かしたシールドの使いかたなど、“いかにスター・ウォーズの設定をゲームに落とし込むか”という視点で作られている。

ゲームシステムがあって、そこにスター・ウォーズを当てはめるのではない。この世界観を尊重したゲームに、俺は弱いのだ。『スター・ウォーズ バトルフロント』で、ストームトルーパーの外見カスタマイズから素顔パーツをアップデートで全部取り除いたときには拍手喝采したが、それと似たような気分だ。


【11月】
この月は正直『サイバーパンク2077』関連の仕事で忙しく、プライベートゲームはほとんど遊べていない。

なんか英語を学ぶためにストーリーをちゃんと理解しながら遊ぶ『World of Warcraft』をやり始めたり、別の趣味であるミニチュアペイントをしたり、久しぶりのダンジョンズ&ドラゴンズに興じたりしていた。

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俺はミニチュアゲームとTRPGも大好物なんだ。

あとPS5が手に入らな過ぎて世界に憎悪をまき散らしている(現在進行形)。


【12月】
『サイバーパンク2077』一色。寝る間も惜しんでやりたいほどに楽しい。確かにエラー落ちがおおいけど、エラーを吐かなければ死ぬまでやり続けてしまうくらいの中毒性を持っているため、むしろエラーを吐いてくれて助かるまである。

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とりあえずPS4版で1周、PS5版が出たらそっちでも1周、PC版でも1周はしたいと思う。PC版は持ってはいるんだけど、グラボの性能が充分とは言えないので、来年グラボをどっかで買い換えてから遊びたい。

あと幸運にも原作であるTRPG、『サイバーパンク2.0.2.0.』を遊ぶ機会にも恵まれた。残念ながら俺のキャラクターは生き残れなかったけど、最高の体験だったのだぜ。

『サイバーパンク2077』の人気を受けて、続編のTRPG『Cyberpunk RED』も日本語版を出してくれないだろうか。


ということで、そんな一年間。もちろん、ここに書いてないタイトルも突発的に遊んでいたりする。来年はもうちょっとメモ取っておこうかな。

2020年、マガジンを見てくれた人たちありがとう。もうちょっといろいろな記事を書いていきたいんだけど、現状では自分のネタの吸収速度と消費速度が釣り合っていないので、なんとかしたいところ。ひとまず、来年もよろしくお願いします。

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