どの方法でもいいからセーブデータを一本化させてほしい【次世代機に期待していること】
PC、PlayStation、Xbox。そして最近ではNintendo Switchまでも、同じゲームを複数のプラットフォームで遊べることがほとんどになってきた。
少し前までは完全独占タイトルも多かったが、最近では時限独占という形が定着しつつあり、1年くらい待てば別ハードでも遊べるようになっている。
もちろん、それぞれのプラットフォームの独自性のために、SIEやMicrosoft、任天堂といったハードホルダーが出しているタイトルは未だ独占であることが多いとはいえ、今やSwitchでも洋ゲーを遊べるようになってきているほど、マルチプラットフォームは浸透してきた。
もちろん、人によってはそもそも1つのハードしか買わないという人もいるだろうから、今回のはあくまでも俺の話。
ゲームを扱う仕事をしているだけでなく、単純な趣味としても複数のハードを持っていたいという、ゲーマーの欲を持つ人間の視点での問題だ。
ということで本題に行く前に、恒例の宣伝だけさせてほしい。
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複数ハードを並行使用する人間の悩み
マルチプラットフォームとはいうものの、基本的にメインとなるハードは人それぞれ決まっているはず。
俺の場合は、電撃PlayStationという雑誌のライターをしていたこともあって、PlayStationの使用機会が必然的に多かった。
すると、PlayStationのアカウントデータにトロフィーが溜まっていく。トロフィー厨とは言わないまでも、取れそうなトロフィーがあるとそれなりに気になってしまうくらい、トロフィーや実績機能というものは好きなのだ。
ふと思い立って、最近ようやくトロコンした。こんなふうに、しばらく経ったあとにトロフィーのためにプレイを再開することもままある。
一度トロフィー(実績)を気にしてしまうと、なるべく同じアカウントにトロフィーを集中させたくなってしまうのは自然の摂理だ。こうなると、マルチプラットフォームで発売されている作品は、基本的にPlayStationで遊びたくなる。
まぁ別にそれはいいんだ。自分のメインハードがPlayStationになるだけだからね。
困るのは大抵の場合マルチプレイゲームで、とくに友人が同じタイトルの別ハードで遊んでいる場合だ。
基本的にこのケースに対しては、俺が友人が遊んでいるハードのソフトを買うことで対処している。このとき、トロフィーに関してはまったく気にしていないのだが、ツライのはセーブデータの共有ができないこと。別ハードの同じ作品をイチから進めないといけない点だ。
例えば俺が長期間プレイしている『フォーオナー』では、操作キャラクターであるヒーローの解放にリアルマネーがゲーム内通貨でのアンロックが必要になる。コスメティックアイテムも含め、PlayStation版ではすでに多くの要素を解放済みだ。
PS4版のヒーロー選択画面
しかしPC版で遊ぼうと思うと、セーブデータの共有がされないため、ヒーローはアンロックしなければならないし、コスメティックアイテムも集め直しだ。まぁこういうタイトルに関しては、「PlayStation版で使ってないヒーローを使おう」ということである程度は前向きにプレイできるのだが、そもそもPlayStation版では使えるヒーローをアンロックするまでが面倒だ。
PC版のヒーロー選択画面
マルチプレイタイトルでは人口の問題があるため、「遊ぶハードを変えようかな」と思うケースはそれなりにある。特定のハードで過疎化が進んでいても、別のハードではまだにぎわっている。そんな状況で、セーブデータを共有化できるのであれば、そちらに移ることでまだゲームを楽しめるからだ。
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