【S3シティリーグ柏 17位】タッグコール型モクナシゴリラ
2/16にバトロコ柏で開催されたシティリーグで4勝2敗、オポネント差で17位予選落ちでした。ベスト16って言いたかったです…
結果を出せた、とは言い難い成績ですがせっかくなのでレポートを書きます。
環境とデッキ選択
環境についてはLOや小ズガが台頭し、3神ザシアン対策も進み、特定のデッキタイプに偏らずに分散すると予想しました。中でも下記のデッキタイプが10%ずつくらいはいると予想しました。そして、それらのどれか1つでも絶対勝てないようなデッキは握れないと考えました。
ザシアン(3神・スピード)、ピカゼク、ミュウミュウ(超・オーロラ)
私は主に草か水を使っていたため、VMAXライジング発売までは草デッキを握ることにしていました。しかしVMAXライジング発売直後の週末にエースバーンVMAXが結果を出し、環境に炎が増えました。(ジムバトルではぼこぼこにされました)
草はきついと感じ、慌てて水デッキも調整してみましたが、経験不足で全く戦えるデッキにならず、草デッキを対炎構築で30~40%勝てるデッキを作ることにしました。
デッキ調整
ベースは偉大な先達の記事を参考にしています。元記事が有料のため、私のデッキについても詳細カードリストは非公開にいたします。
上記記事を参考にしつつ対炎に調整していきました。
重要なのは混沌のうねり、ウィーグガードエネルギーです。そして両方をサーチできるカードがあります。グズマ&ハラです。そしてそれをサーチできるのがタッグコールです。
そのため、タッグコールを4枚入れました。うねり、ウィークガード、グズマ&ハラは1枚ずつです。ゴリランダーラインを確保するために枠が少ないため、ピン採用は仕方ありません。タッグコール4枚なのでシロナ&カトレアを2枚採用しました。ドロー数は少ないですが、マリィやナイトウォッチャーからの事故率が減りました。
また、アタッカーとしてVMAXライジングで登場したバイウールーVを採用しました。炎弱点でなく、草デッキに不足しがちな高火力を出せる上、3エネで即起動、耐久も高い。救世主です。
小ズガは弱点を防いだところで、サイドレースで不利です。ネイチャーパワーのジュカインをいれ、おおきなお守りか、ベンチバリアミュウでウッウVから守ります。
2/16シティ実際の環境
ミュウミュウが非常に多かったです。CL愛知からさらに増えているのではないでしょうか。概ね下記の理由だろうと思います。
•ゲンミミで3神に強い
•スティンガーGX・クロスディビジョンGXでLOに強い
•VMAX増加によって、パーフェクション対策が減った
•VMAXはミュウミュウをワンパンできない(ゴリラVMAXは少ない)が、ミュウミュウはVMAXをワンパンできる(フォトンゲイザー、ようがんりゅう、ロケットスプラッシュ)
炎は溶接工をひけるかどうかに大きく依存しているためか、数は多かったものの勝ち上がるのは多くないようでした。
3神ザシアンは予想より大きく数を減らしていました。
対戦レポート
1戦目: 超?オーロラ?ミュウミュウ(後攻) 6-0勝ち
相手が事故っていたことは覚えていますが、それ以外は緊張で忘れました。
2戦目: オーロラミュウミュウ(後攻) 6-0勝ち
相手バトル場にミュウミュウがでたタイミングでこちらのミュウミュウで奇襲して流れをとれました。終盤にプレミをして1ターン余分に戦いました。バナツタにエネが足りなくとも、逃げ->かがやくつる->いれかえ->を使えば引っ張って攻撃できることに気づけませんでした。
3戦目: 3神インテレオンV(後攻) 6-0勝ち
相手はエネルギーで事故っていたらしく、後攻2ターン目にエネのついたインテレオンVを追加効果なしトロピカルアワーで倒して流れを掴みました。草エネが切れかけたところは危うかったですが、目だったプレミもなく、かがやくつるをうまく使えた気がします。
4戦目: パルスワンアーゴヨン(後攻) 5-3勝ち
しびれる試合でした。常にライトニングストームの打点を計算しながら戦って疲れました。序盤に追加効果なしトロピカルアワーでパルスワンVを落とすか悩みました。そこは我慢(間違ってウィークガード貼った)でトラッシュに雷エネがないことを確認して次のターンに追加効果ありトロピカルアワーGXを打ちました。
終盤で相手がバイウールーVの特性を見落としてライトニングストームで落としきれなかったことがありました。バイウールーV強い。しかし私はエネ切れでバイウールーVでは攻撃できず、その好機はつかめませんでした。
残り時間が少なくなり、戦えるポケモンが多くサイドも少ない私を優勢と判断したのか、対戦相手の方が投了してくれました。強い人は判断力がすごいですね。(対戦相手は16位で決勝に上がりました)
5戦目: エースバーンVMAX(後攻) 2-6負け
炎いないやん!もしかしていける?なんて思ってたらあたって凹みました。対策をしているとはいえ辛いものは辛いです。しかしとてもしびれるいい試合でした。
最初のバトル場にはベンチバリアミュウを出しました。弱点な上、後攻1ターン目スーパーグロウに失敗しました。サイコパワーでジラーチに20点、エースバーンVに10点のせ、ソーラープラントGXとトロピカルアワーGXの圏内に調整しました。これはいい選択だったと思います。
2ターン目にウィークガードエネルギーを貼りながらスーパーグロウできたのは対策のおかげでした、とてもよかったです。
ズガドーンGXの炸裂バーナーをライフフォレストで回復したり、やすらぎハリケーンの150点を受けたズガドーンGXをサイコパワーで倒したこと、追加効果ありトロピカルアワーGXのときにマリィで復帰妨害できたこと、リセットスタンプを効果的なタイミングで使用できたことはとても良かったです。
先攻1ターン目にエースバーンVが出たときに「うわー」と声を出して弱点であること早々に知らせたこと、相手のサイドが2枚のときにヤレユータンではなくミュウミュウを前にだしたことはプレミでした。(6エネヒートボンバーGXで負けました)
6戦目: オーロラミュウミュウ(後攻) 1-6負け
プレミでずるずる持って行かれた試合でした。後1スーパーグロウは成功しましたが、手札にゴリランダーがもう1ライン揃っていたのにサルノリを出し忘れ、次のターンにはバチンキーをコストで切ってしまいました。予備ゴリラの準備を怠ったところでキャッチャーでゴリランダーを引っ張り出されて倒されました。
エネ加速がなくなってからもマオ&スイレンでモクナシを粘らせ、バイウールーVを育成していましたが、ドロー力がなく手張りできないターンもあり、地道に貯めたダメージはミラクルツインGXで回復されました。終始隙のないとても強いプレイヤーでした。
総括
すべての試合で後攻を取ることができ、6試合中5試合で後攻1ターン目スーパーグロウに成功しました。デッキ構築時の狙い通りの結果を出せて満足です。
草抵抗を持つザシアンが減ったこと、弱点の炎とあまり当たらずに済んだことはとても運が良かったです。
しかし対策してきた炎には負けたので、ある程度捨てるマッチング、割り切りも大事だと感じました。(ジュカインラインは全試合で腐りました)
デッキの強み
■事故がほぼない
モクナシとサルノリのサーチカードを多くしてあり、後攻1スーパーグロウの成功率は体感8割を越えます。
■中打点の殴り合いに強い
やすらぎハリケーンやライフフォレストで回復できるこちらに分があります。
■バナツタのかがやくつるが強い
手張りしてベンチを倒し続けることができるため、LOやすりぬけドラパルトに強いです。
■システムポケモンにも戦闘力がある
ゴリランダーはHP170で4エネ140の技をもっています。大きなおまもりをつけるとタッグボルトGXのベンチ攻撃を耐えます。タチフサグマを倒したり、オロヨノと殴り合うこともできます。
■GX技が強い
トロピカルアワーGXの追加効果の強さは誰もが知るところだと思います。あまり警戒されませんがソーラープラントGXも強いです。全体50ダメージでメタモン◇やユキハミ、やすらぎハリケーンで倒しきれなかったHP200のVポケモンを倒せます。追加効果の全体回復で負け筋を潰すこともできます。(ドラパルトを絶望させる)
デッキの弱み
■環境が逆風
一定数存在する炎にとことん弱いです。弱点による2倍ダメージ以外にも溶接工によってトロピカルアワーGXからの復帰が早い点も辛いです。
また、抵抗を持つ鋼が環境に多いのも辛いです。フライパンをつけたザシアン Vにはやすらぎハリケーンは90しか入りません。フルメタルウォールとは戦いたくないです。
■たねのVポケモンに弱い
VポケモンのHPは200前後あります。やすらぎハリケーンでは打点不足です。トロピカルアワーGXでもワンパンできないVポケモンが多くいます。(エースバーンV…)
■手札が切れがち
1ターン目に使いたいサポートはグズマハラです。炎対策のウィークガードエネルギーはもちろん、バトル場にモクナシを出すために逃げるエネルギーをなくすふうせん、タッグボルトGXやベノムシュート対策でゴリランダーにつける大きなおまもり、相手のスタジアムを妨害するこんとんのうねり。いずれも必要なカードです。
そして枠の関係上ドローサポートもドロー加速ポケモンも少ないため、手札を回復させるのが簡単ではありません。
■山札圧縮が苦手
ボルテージビートによって山札からエネルギーを減らすのは得意です。しかしポケモンがダブつきます。タッグコールやスーパーグロウと相性がいいポケモン通信を採用していますが、中盤以降は不要なポケモンが山に戻ってしまいます。また、1ターン目にバチンキーやゴリランダーを捨てないために博士の研究を減らしているのも辛いです。
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