自販機のドリンク
私は小学生の時に、飲み物の自動販売機にハマっていた事があります。
塾や習い事の帰り道に、その日のご褒美としてよく買ってもらいました。
私の家庭はジュースを買い与える事はほとんどなく、
誕生日や正月やクリスマスなどのイベントのときしかジュースは飲んでこなかった。
だから、甘いジュースは特別なもので、
自販機はキラキラした宝箱に見えていた。
家までの道のりにある自動販売機の中からとっておきのジュースを選んで買う。
とてもワクワクしたのを覚えています。
プシュッと硬い蓋を開け、
ゴクゴクと飲む。
暑い夏は、苦手な炭酸をカッコつけて買ってきて、
痛い痛いと思いながら飲んでいく。
寒い冬は、ホットココアとコーンスープの二択で悩みながら買ってました。
朝ごはんにコーンスープを飲んでいるのに、自動販売機のコーンスープには特別な味がする様な気がしてました。
季節の変わり目はいつもドキドキしていたなあ。
将来は自動販売機の補充する人になる!
とか、
自動販売機で売られてるジュースの開発をする!
とか、
子供ながらに思っていたっけなあ。
時は流れて、
今ではいつでも自由にジュースを買って飲むことができる大人になった。
あの時のワクワクはもう感じる事はできないんだろうけど、
自動販売機で飲み物を買う時は、
どんなドリンクがあるのかな〜?って隅々までチェックしちゃいます。
仕事での外回りでは、
暑い日はオアシスとまで感じでドリンクを買っています。
自動販売機との思い出。
楽しいワクワクの宝箱。
街中のオアシス。
この先の未来でも、自動販売機は街の隅で私のワクワクを売ってて欲しいな。
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