ガスのおっちゃんとの心理戦
昨年の年末頃の話。
ピーピーピーという音で目が覚めた。聞いたことのない音だった。時計を見るとAM4時。普段なら絶対に目覚めない時間である。
睡眠への執着が赤子並みである私は、ピーがどうした、ピーなぞ知らん。無視して二度寝を決め込もうと瞼を閉じたが、聞き慣れないピー音というのは人をやたら不安にさせるもので、その不安は私のスムーズな入眠を阻害、やむを得ず、こんな時間にピーピー鳴いている不届き者の正体を確かめるべく、布団から這い出る羽目になった。
リビングに行くとその正体はす