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走り書き

思い起こせば、ここのところ後悔ばっかりだ。

何をすれば良いのか何をしたら良いのかもわからず。前に進むことも出来ず、後ろを向いたまま、ゆっくりと確実に沈んでいくだけだ。きっとそのくらいが丁度いいんだろう。
僕はそのくらいの人間なんだろう。こんなことをここに書き起こしても何かが変わることはない。
誰かが、掬い上げてくれることもない。分かっている。これを読んだ誰かが、心地のいい感情になることはない。それもまた申し訳ない。でも、これくらいしか思いつかなかった。

何事も上手くいかないことがある。わかっているつもりだ。
それでも、どうしても、挫けてしまうことがある。死にたくなることがある。全てを投げ出して、目の前の窓を開けてベランダからジャンプするだけで全てを終わらせることが出来る。
それをやらないことは知っている。そんな勇気は無いだろうと、もう1人の自分が1メートル上にぷかぷか浮かんでニヤニヤと笑いながら、こっちを見つめている。ムカつく野郎だ。

そんなことを考えていると、また朝が来る。
何が楽しい?何をしたい?人生は暇つぶしだ。そして今は下り坂だ。底の見えない下り坂。
小さい頃、婆ちゃんによく連れて行ってもらった草スキーの出来るだだっ広い公園を思い出す。やけに傾斜のついたその坂は登るだけで一苦労で、一度滑り出したら下まで滑るか、擦り傷を作って転がり止まることしかできなかった。

僕は今、どの辺りだ。擦り傷はもう、そろそろ勘弁してほしい。
そろそろ止まらせてくれ。

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