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【Google広告】アトリビューションモデル「ファーストクリック」「線形」「減衰」「接点ベース」のサポート終了

概要

  • ルールベースのアトリビューションモデル(ファーストクリック・線形・減衰・接点ベース)では、事前定義されたルールに基づいて、各広告タッチポイントに価値が割り当てられる。

  • しかしこの方法は、進化するカスタマー ジャーニーに適応するための柔軟性に欠けているという懸念点がある。したがって、Google広告とGA4で、データドリブンアトリビューション(DDA)をデフォルトのアトリビューションモデルとするとのこと。

  • DDAモデルでは GoogleのAI を使用することで、各タッチポイントがCVに与える影響を把握し評価。

  • Google 広告では現在、ルールベースのアトリビューションモデル(ファーストクリック・線形・減衰・接点ベース)を使用しているウェブCVの割合は 3% を下回っている。

  • ルールベースのアトリビューションモデルを使用しているCVアクションは、2023 年 9 月以降「データドリブン」に移行される。(DDAの使用を希望されない場合は、「ラストクリック」モデルを使用できる)

編集部の一言

  • 長年、対象のプロモーションに対して「どのアトリビューションモデルで評価するのが適切か」といった議論がなされていたが、Googleは「ルールベースのアトリビューションモデルでは不十分である」と判断した。

  • これはGoogleが抱える情報の中で、以前よりもユーザ行動が多様化(ユーザの検索行動が発達している)していることを意味する。

  • つまり、今回対象のルールベースのアトリビューションモデル(ファーストクリック・線形・減衰・接点ベース)を採用している企業は、現在進行形でマーケティング活動において、ミスリードを起こしているかもしれない。

  • 現状ルールベースのアトリビューションモデルで運用している企業は、9月を待たずして、DDAを試しては如何だろうか。

【この記事の執筆者】

松尾 亮(まつお りょう) 
ネットイヤーグループ デジタル&フィジカルデザイン部 
パフォーマンスオプティマイゼーションチーム プロデューサー

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