のらねこ賛否❷
なぜ、人間は猫という小さい生き物さえ幸せにしてあげられないのでしょう。
「野良猫にエサをやるな」は、
「野良猫は餓死しろ」
と同意だとわたしは思っています。
野良猫にエサをやるのは返って野良猫を不幸にするとの言い分は、人間のエゴをよく表していると思います。
「不幸にする」なんて、あたかも野良猫のためを思って言ってるように聞こえますが、どう考えても人間側のためですよね。
野良猫など絶滅、もしくは見えないところでコソコソ生きていけばいいって言う傲慢さが透けて見える言葉です。
「エサをやる」「エサをやらない」は野良猫問題の枝葉末節であり本質では全然ないのに、なぜそれがさも現代社会の大きな問題であるかのように言うのでしょうね。
まず、猫を飼うと言いながら、最後まで面倒を見なかった人間がいると言うこと。
日本で言えばかつては猫を放し飼いで飼育していたこと。
これが今の野良猫問題の根本的な原因です。
しかし、「野良猫問題は人間が作り出した問題だ」と言うことはほとんど無視されています。
また、
「野良猫にエサをやるな」と言う人々が、猫のブリーダーやペット屋について「猫が不幸になる」と本気で非難しているのを聞いたことがありません。
猫を高額で売買すること
猫を繁殖させ、商品価値をつけることが、今の野良猫問題をさらに深刻化させていることを問題視しないのはなぜ?
そして、悪いのは全て「餌やり」ですって。
人間はまさしくエゴの塊であると認識させられます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?