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ClubhouseとZOOMはどう使い分ける?

Clubhouse2月6日放送分(第8回)議事録

2018年1月頃、私はZOOMと出会って心奪われました。
あのskypeを駆逐した瞬間でした。

あれから3年、私はClubhouseに出会って心奪われました
ZOOMが袖にされた瞬間でした。

ただし、skypeとZOOMはもろに被りますが
ZOOMとClubhouseは被りません。


理由は、目的や使用シーンが違うからです。

Clubhouseはメインは井戸端会議
ZOOMはミーティングだからです。

日常の会話をリプレイスしたのがClubhouse
会議をリプレイスしたのがZOOM

▼ClubhouseとZOOM、それぞれの特徴

このような違いや棲み分けが生まれるのは、
それぞれ以下のような特徴の相違があるからです。


音声だけのClubhouse
顔出しがメインのZOOM

録音する必要がないのがClubhouse
録音したほうがいいのがZOOM(議事録)

準備が不要なのがClubhouse
準備が必要なのがZOOM

手帳に乗らないのがClubhouse
手帳に乗るのがZOOM

終了時間が決まっていないのがClubhouse
終了時間が決まっているのがZOOM

不真面目なClubhouse
真面目なZOOM

外に開かれているのがClubhouse
内にこもっているのがZOOM

開催中に人が増えていくのがClubhouse
開催中に人が減っていくのがZOOM

▼Clubhouseを使うべき

さて上記の特徴などを見ていくと
だんだん両者が補完関係に
あることがわかると思います。

そして使用シーンも見えて来る。


つまり、

自分が何か外に向かって話をして
全くの新規の人に対して
自分の影響力を強めて、

認知を取っていきたいのなら
clubhouseを積極的に使うべし。

浅く広くのClubhouse。

逆に、
自分が何か内に向かって話をして

既存のメンバーに対して
ポジションを固めていきたいのなら
ZOOMを使うべし。

狭く濃くのZOOM。

よって
とても簡単な使い方としては、

・アイデア出しをしたいならばClubhouse
・新規集客をしたいならばClubhouse
・チラ見したいのならばClubhouse
・出会いを期待するのならばClubhouse
・同窓会をするのならばClubhouse
・オンライン飲み会をするのならばClubhouse


比較して、

・メンバーで決起大会をしたいならばZOOM
・資料をじっくりと見たいならばZOOM
・セミナーをしたいならばZOOM
・授業をしたいならばZOOM
・視聴者から課金をするのならばZOOM


なので、

もしあなたが何かの初心者だと自覚があり、
その分野をこれから取り組んでいきたい

というのならば、Clubhouseが適している。

▼例1:海外移住希望者の場合

例えば、
あなたが海外移住したいとする。

まだまだどこの国が
いいかもわからないし
候補出しの基準もあいまいで
何より決意も甘い。

そういう状態ならば、
Clubhouseは同じ興味関心を持つ人や
先輩移住者と意見交換するのに
向いたプラットフォームである。


2月4日放送分(第6回)
「Clubhouseは「SNS」をどう変えるか?」

でも話したけど
Clubhouseは飛び交う会話の中で
いかに「おっ」と思える気づきを得るか?
その気づきを自分なりに調べられるか?
にかかっている。

自分の中に「問い」を
浮かべることが大事だという話。


そんな「問い」を得られやすいのは
既存の人間関係や価値観の延長線上で
行われがちなZOOMよりも、

これまで自分が触れたことのない
世界の人との出会いを
簡単に起こせるClubhouseに分がある。


言い換えれば、
Clubhouseは新たな気づきを
得やすいメディアであるといえる。

▼例2:ソムリエの場合

例えば
あなたがソムリエだとしよう。

ワインについてを教えている
ソムリエは世の中にたくさんいる。

どうやったら自分のことを選んでくれるだろうか?
トークや知識には自信があるだけどなぁ。。。


こういう場合は、まさにClubhouse。


ワインの選び方などの
ノウハウをお伝えするのではなくて、

「HOW」ではなくて、

ワインってこういうものなんだよね。と
「WHAT」をいろいろな方面から
語る時間にすればいい。


つまり、

「世間ではワインは◯◯と認識されてますけど、
実は✕✕という捉え方もできるんですよ。
そう捉えてみると、いままでにない
新たな楽しみ方が見えてきませんか?」

みたいに、
ワインにまつわる「WHAT」を
従来の概念とは異なった角度から語り
人々のワインに対するイメージを書き換え、
新たな世界を提示できると、

あなたの話を聞いたリスナーは
「問い」を与えられ、
もっとあなたの話を
聴きたくなるという寸法です。

▼【重要】人が集まる人とは?

ちなみに、余談ですけど、、、、
余談ながらすごく大事な点ですが、

この

【「WHAT」を再定義できる人】

のところに人は集まります。


再定義を行うと
強烈な気づきを与えるからです。

強烈な気づきというのはそのまま問いになり、
問いを自分で持つと自分で調べたくなります。


自分で疑問を持って
自分で調べるというのは、
自分の人生を前向きに動かすことに
繋がるんですよね。

疑問を持って調べ始めると
人生って好転するんです。

例えば「副業」について
「WHAT」を再定義するとしましょう。

--------------------------------

副業ってもしかしたら
「本業のサブ」というか、
「お小遣い稼ぎ」みたいな
イメージでやろうとしている人が
多いかもしれませんが、

違いますよ。


いまの世の中、
あなたが今やっている仕事が
10年後も存在するかどうかわかりません。

会社だって10年続かずに
消えていく企業がたくさんある時代です。

いま副業で
やろうとしているその仕事が、
実は何年かしたら
あなたの本業に
なっているかもしれないんです。


副業こそ未来ですよ。

副業に選んだジャンルこそ
あなたの3年後の本業なんですよ。

--------------------------------

これって副業の
「WHAT」を再定義しているわけです。

副業はサブではなくて、3年後のメインやぞ
そのことわかってるか!?

みたいな。


すると、それまで副業について
軽く考えていた聞き手にとって、
いままでの常識とは違うこの話が
頭の中で引っかかり、「問い」となる。

それ以降、
その人は将来を見すえて
主体的にいろいろ調べ始めたり、
日々の行動が変わっていくことに
なるかもしれない。

その人の人生を未来に向かって
前向きに動かしたわけです。

このように、
世間が「こういうもの」として
捉えている対象について
新しい角度から観せられる人、

いうなれば
おもしろいフィルターを持った人
のところに人が集まります。


そしてそのフィルターとは
「What」を再定義することであり、

再定義とは、
「未来をさし示すもの」であるべきです。

▼「What」の再定義はつらいけど…

ここまでの話で
「What」を再定義することの
重要性は伝わったと思いますが、

とはいえ、
「What」を再定義することは
簡単なことではない。

なぜなら、それを行うことは
自分のいまの仕事や取り組んでいることを
根っこから否定することにもなりうるからです。


高級ブランドのエルメスは
もともとは馬具メーカーでした。

しかし世の中に自動車が登場したとき
いずれ馬具の需要はなくなると考え
旅行用カバンメーカーにシフトチェンジしました。

つまり、自分たちの「What」の再定義です。


もしも今あなたが
自分の仕事に停滞感を抱いていたり、
業界の将来に不安を感じ始めているなら、

それはすごく居心地が
悪い状態ではあると思いますが、
再定義する必要性や切迫感を
得やすい状態でもあります。

であるならば、
いまから再定義について
とことん考えを突き詰めていくべきです。


そして、
その「What」の再定義しようと
煮詰めていくプロセスには
Clubhouseという場は最適です。

自分や既存の関係者だけで考えていても
従来の枠組みからはなかなか出られませんが、
Clubhouseなら枠外の人と気軽に交流し
気づきや意見を得られるからです。


コロナを機に時代の変化が
さらに加速している今、
生き残り新たな時代に適応していくには
Clubhouseのように未知との交流を
もたらしてくれるメディアは大変有効です。

今回の話は
ClubhouseとZOOMの使い分けというテーマから
派生した余談が途中から大きくなりましたが、

Clubhouseとは
単なる会話ツールにとどまらず
我々がこの時代の大きな変化に対応していくうえで
大きな示唆や気づきをもたらしうる存在だといえます。

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