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【アート業界】フェルメールのデジタルNFT原画作成、アクアリウム美術館に作品常設…NFT活用事例まとめ

NFT(Non Fungible Token)を企業活動に活用する事例が増えてきています。「自社はまだまだ(検討にすら入っていないよ)」といった企業でも、今の段階から社内での情報共有はしておくべきだと思いませんか?

今回はアート業界におけるNFT活用例をまとめてご紹介していきます。


フェルメール デジタルNFT原画展開催

NFTのプロデュースやNFTローンチパッドの運営を行うOpenSkyBlueは、世界で唯一のリ・クリエイトフェルメール37作品のデジタルNFT原画の作成を行い、その価値をブロックチェーンに刻み永続的に残すプロジェクトを始動しました。

同時に、フェルメールメタバース美術館の構想を国内最大級のブロックチェーン展示会である、第3回ブロックチェーンEXPOにて同作品を発表します。

リ・クリエイト of フェルメールはキャンバスに書かれた原画の単なるデジタルコピー(複製)ではなく、300年以上前に作者であるフェルメールが書いた瞬間の色彩を、深い知見を元に再創造(リ・クリエイト)された唯一無二の作品。

左:原画 右:リ・クリエイトされた作品

現代の画像解析技術により、描かれた瞬間のフェルメールの色彩を忠実に再創造した、後世にその素晴らしさを伝えるための唯一無二のデジタル原画と言えます。

また、デジタルNFT原画の画像データに経年変化を表現が可能な独自プロトコル(タイムリーププロトコル)を組み込みます。

これにより、デジタルNFT原画のオーナーは、リ・クリエイトのオリジナルデータに加え、300年以上前に描かれたフェルメール作品の時間も所有することができ、タイムリーププロトコルが再現した自分の誕生日や記念日のフェルメール作品を鑑賞することも可能となっています。

なお、フェルメール全37点のデジタルNFT画像は、最新のメタバースプラットフォームVIVE Con​​nectでフェルメールメタバース美術館を開館し、展示を開催予定。

開館予定日や内容詳細を含むパートナー事業の内容は第3回ブロックチェーンEXPOで発表されると共に、当日はフェルメールNFT美術館のDEMOを公開すると
発表されています。

■フェルメールデジタルNFT原画サイト
https://opensky.blue/Vermeer

■メタバースNFT美術館ティザーサイト
https://opensky.blue/museum


国を超えたIPのクロスメディア事業 第一弾は美術館常設

株式会社CHET Groupは、ソニー・ミュージックレーベルズが運営するクリエイタープラットフォーム「MECRE(メクル)」との共同プロジェクトとして、日本のネットクリエイター&アジアクリエイターを基軸にした新プロジェクト『X Beyond -5055年の世界-』の展開を発表しました。

「50クリエイター・5アーティスト・5アニメーション」を開発・ローンチすることを目標とし、アーティストやクリエイターがコラボレーションをすることで、国を越えたIPのクロスメディア事業を行います。

1. X O2O2V (Cross Off-line to On-line to Virtual)
CHET Groupが活動支援するアーティスト&クリエイターと、ソニー・ミュージックレーベルズが運営する「MECRE」のアーティスト&クリエイターの作品をアートアクアリウム美術館 GINZA 銀座三越に常設展示 + MD化 + NFTなどマルチ展開を予定。
オフラインからオンライン、オンラインからバーチャルへとクロスメディアしていくことで、新しい経済圏へクリエイターの認知拡大とビジネス化をサポートしていく方針。

2. X ASIA (Cross Asia)
CHET Groupがエージェントを行なっているアジアアーティストと「MECRE」を通じて発掘されたアーティスト&クリエイターをコラボレーションさせ、アジア×日本イラストレーターを活用したアーティスト開発や、キャラクターIPの開発を行う。

3. X ANIME (Cross Anime)
ネットクリエイターを基軸にした新しいTVアニメ・劇場アニメを複数制作&展開し、新しいIPを創出。
非言語領域に強いアニメIPをネットクリエイターと企業がコラボレーションし、
グローバル市場にローンチ予定。

今回、クロスメディア事業『X Beyond 〜5055年の世界〜』の最初の取り組みとして、5/3(火)よりアートアクアリウム美術館 GINZA 銀座三越にて、『X Beyond』の常設展がスタート。

常設展の第一弾として作品を展示するのは、「MECRE」のキービジュアルも描くLOWRISEや、数々の業界でコラボレーションで活躍するtamimoon、音楽サービスで大ヒットしたくじら「金木犀 feat. Ado」のイラストも手掛ける世津田スンの
3名。
この展示に向け「女性と金魚/鯉」をテーマとして作品を描き、提供します。


『題名のないAI絵画展』10万円のNFTアート26点が完売

株式会社クリエイターズネクストは2022年4月22日(金)から4月24日(日)まで、
羽田イノベーションシティにて開催された「イノベーションEXPO2022春」に、『題名のないAI絵画展』を出展。

1万2千名が参加した本イベントでは、「人間とAIが共創する世界」をテーマに、AIの技術を使って描かれた絵画作品を展示。

本イベントで展示されたAI絵画には、題名がついていません。
観覧者一人ひとりが作品を見て、題名をステッカーに書き、作品の下の配置されたボードに貼りながら作品を楽しんでいました。

また、AIの技術を使って描かれた絵画はNFTアートとして10万円の価格で販売され、26点が購入されたということです。


保有権をシェアするサービス「STRAYM」にてストリートアート出品

ストレイム アート アンド カルチャー株式会社は、アート・NFT作品シェアマーケットプレイス「STRAYM (ストレイム)」で、4月29日(金)19時30分から、ストリートアートの枠を超え活躍し続けるブルックリンを拠点とする世界的アートデュオ「FAILE(フェイル)」の作品が出品されたことを発表しました。

FAILE(フェイル)は1999年からストリートアート界で活躍しているブルックリンを拠点とするアートクルー。

結成時には 「ルイ・ヴィトン」がコラボレーションした日本人ストリートアーティスト「レディー・アイコ」も参加しており、世界中の大都市で大規模な壁画を制作してきた一方で、今や名だたる美術館や公共スペースで作品を発表しています。

ファッションブランド「Comme des Garcons」「Pro-Keds」やミュージシャン「Duran Duran」のジャケットワークなどのコラボレーションも行っており、
現在注目のアーティストです。

そんなFAILEの作品を「STRAYM」では100円〜という少額から共同保有することができます。

【STRAYMの特徴】
1)国内外の注目のアート・NFT作品の保有権が少額から購入できる。
2)NFT作品も日本円で購入できる。
3)ユーザー間でトレードして収益化できる。​
STRAYMサービスページ:https://straym.com/


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