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【NFT活用事例】 本人確認にNFTを活用しよう!

はじめに

近年話題になっているNFTですが、初めこそアートの文脈で広がってきていましたが最近ではリアルな世界での活用方法が広がってきています。今回はその事例の1つとして、チケットや会員証などに使える「本人確認としてのNFT」に焦点を当ててみます。


NFTの強み

NFTは、ブロックチェーンという技術を基盤にしたものであり、「匿名性」「耐改ざん性」「透明性」などの様々な特徴を持ちます。コンサートのチケット、ラウンジの会員証などといった"本人確認"が必須な場面で、「この人が必ず権利者である」ことが証明できるこのNFT技術は大きな強みを持ちます。

従来の方法との違い

ん?それなら今までのやり方でも回ってるんだから、そのままでよくない?」と思った方もいるかもしれません。いいえ、NFTならではの強みがあるんです!

1.匿名性

NFTにするといいこと1つ目は、「匿名性」です。一般的に、チケットや会員証を購入・発行する場合は、名前や年齢、住所、クレジットカード番号など、大量の個人情報を入力しなければならず、これにより個人情報の流出も起こっています。

しかし、NFTをはじめとするブロックチェーン基盤の技術であれば、個人が0xから始まる文字列、すなわち「アドレス」で管理されるため、個人情報をいっさい入力する必要がありません!(本当かよ、と思った方は、アドレスを取得できるMetamaskなどの暗号資産ウォレットを作成してみてください。個人情報を入れるフェーズはどこにもありません!)


2.転売のハードルが下がる

従来のチケット販売などでは転売するにあたって転売用サイトへの個人情報登録、銀行口座登録、売れた時の手数料支払いなど、様々なハードルが存在します。しかし、NFTであれば個人情報を登録せず、ウォレットをボタン2,3個押すだけで接続でき、「スマートコントラクト」というプログラムによって取引が制御されているため、第三者の手が加わっている従来の方法よりも手数料が安くなるなど、転売のハードルが下がります。

また、NFTであればその透明性(参考:取引の履歴が全て見られる)により発行元が証明されているので、「ロイヤリティ」を設定すれば転売されるごとに発行元に転売額の数%が入ってくることになります。

このコレクションでは売り上げの7%が発行元に入ってきます


3.不正を減らせる

紙のチケットの場合、盗難・紛失の恐れがありますし、電子チケットの場合もQRコードをスクリーンショットしてしまえば赤の他人でも使えることになってしまいます。一方でNFTであれば、「そのNFTを所有しているアドレス」でないといけないので、上のような不正をすることはほぼ不可能に近くなります。

また、透明性により取引の記録が全て公開されているので、一度使ったにも関わらず不正をしてまた使うことや、チケットなどを複製することなども不可能になります

取引は誰でも見られる


具体的にどうやるの?

それでは、具体的な本人確認の方法についてみていきましょう

【NFT受取時】

 ①受け取り用のwebページにアクセス
 ②Metamaskなどのウォレットを接続・署名
 ③接続したウォレットに証明用NFTを配布・売却

【NFT提示時】

 ①提示用のwebページにアクセス
 ②ウォレットを接続・署名
 ③接続したウォレットに証明用NFTが紐づいている/いないを判定

これだけです!普通にチケットをオンラインで購入してオフラインで提示するのと何ら変わりませんし、特に受取時に関しては、個人情報入力などが必要ないため従来の方法よりもかなり早く受け取ることができます


活用例

1.オンラインで入場券を購入し、実際のイベント会場での入場時に購入者であることをチェック

こちらは現在でもよくあるチケットの使い方ですね。上の説明もこの状況を想定すれば理解しやすいのではないかと思います。


2.オフラインイベントに参加して限定NFTをゲットし、後でオンラインで来場者特典コンテンツを閲覧

こちらは、「実際に現地に来た人特典」のようなイメージです。例えば、観光に来てほしい地方自治体が公民館などにNFT配布用端末orQRコードを設置しておいて、実際にそこを訪れた人のみがNFTを受け取ることができるようにしておき、後でオンラインで保有者限定のコンテンツを見られるようにすることもできます。もちろん、オフラインのイベント等で優遇する特典をつけることも可能です。

https://www.nikkan.co.jp/releases/view/132512 より引用

それ作ってみたい!と思った方へ

まず、NFT配布アプリ自体はご自身で簡単に作ることができます。プログラミング初心者でも理解できるようなアプリ作り方マニュアルを作成していますので、是非ご覧ください。

その上で、「本人確認」も含めてやりたい、という場合は是非私たちにご相談ください。NFT Gardenを活用すれば、上記のような仕組みを簡単に構築できます。

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当ブログは、マルチチェーンNFT生成プラットフォーム『NFT Garden』を開発・運営するConnectiv株式会社が運営しています。

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