見出し画像

NFT Curation Magazine #7 特集 ~ 多作な風刺アーティスト Beeple ~

多作で有名なアーティストがNFTに進出

ビープル(Beeple)は最も有名なアメリカのデジタル・アーティスト。本名はマイケル・ジョセフ・ウィンクルマン(1981年6月20日生まれ)。グラフィックデザイナー、アニメーター。2007年5月1日より連続5000日以上デジタルアートを制作し続けている。

彼のインタビューはYoutubeに掲載されている。多作を志向する多くのNFTアーティストにとって参考になるであろう。

Beepleの作風

Beepleは政治的・社会的なコメントをポップカルチャーを基盤としたコミカルでファンタジックな作品で知られている。彼はディストピア的な未来を描くことが多い。しばしば、大衆文化や政治から認知度の高い人物を用いて、現在の出来事を風刺している。

彼の作品のユニークさを表すものの1つが『Crossroad』である。2020年のアメリカ合衆国大統領選挙の選挙の結果にもとづいて変化するアニメーション作品で、66,666.66ドルで売却され、2021年2月に670万ドルで再販売された。

アルゴリズムによって生成されるジェネラティブNFTが一斉を風靡する中、作品を自作し続ける彼の制作手法は注目に値するであろう。デジタルアートに「時代性」や「風刺性」を持たせることに価値が付加される、話題になる可能性もある。どうすれば作品が認知させるか、悩めるアーティストにとって光明となるであろうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?