見出し画像

国民の1/2が罹患する「がん」に対して鍼灸師は「支持」すらできないのか????

こんにちわ!
昨年度末で東京有明医療大学研修が終了したので2024年4月から厚生労働省のがん相談支援センター研修をはじめました。

とても素晴らしい内容でこんなにもしっかりした講習がオンラインでしかも無料に近い形で研修できるなんて本当に素晴らしいと思いました。
(コロナ禍もちょっとは良い影響もあったんですね)

このnoteでも何回か触れたかもしれませんが、私自身が急性期病院でリハ職としてがんリハビリを担当しておりました。
そして担当患者さんから化学・放射線治療の副反応(吐気、手足のしびれ、倦怠感、食欲不振)に苦しめられているお話もお聞きし、この方々へ鍼灸が届けられればなぁと思ったものでした。

今年度からは自分なりに「がん鍼灸」に絞って研修を進めていますが、日本緩和ケア学会の支持療法、厚労省の「統合医療 」のサイトも見ましたが本当に残念な結果です。がん治療については全くと言って鍼灸への言及がありません。

他の疾患についても「統合医療 eJIM」では米国の研究結果の引用ばかりで「本項目の説明・解説は、米国の医療制度に準じて記載されているため、日本に当てはまらない内容が含まれている場合があることをご承知ください。」との注釈付きです。
そして日本でしか行われていない「お灸」についてはかけらも紹介されてないのです。

鍼灸師の先人の皆様のご苦労がなんにも届いていないのだなぁと痛感しました。私ごときが騒いだところで何もできないのですが本当に心外で忸怩たる思いでこうしてnoteしていたりします。

思い付きではありますが、厚労省や医療関係者団体ではなく患者友の会やがんサバイバーのピアカウンセリング団体からのアプローチのほうが手っ取り早いのかとも思い始めてます。