私のリハビリ恩師、、、
先ほど元同僚から訃報が入りました。
私の最後の上司であったA先生が13日にご逝去されたと。
12/13(金)といえば初寒波で関東地方も冷え込んでいた日です。
私の定年間際まで陰に日向にご指導、ご守護いただいたお医者さまでした。医師として優秀なことはもとより人格者でいらして、先生と一対一で話始めるとつい長話になってしまうというくらい、とても聞き上手な先生でいらっしゃいました。
先生からうけた恩義はとても多く、また大きいもので少しでも恩返ししたいと思っていた矢先のことです。
病気発症後に、かなりお痩せになったころ、私の鍼灸院にも一度ご来院いただき施術させていただきました。
とても緊張されている様子でお話を伺うと医学生時代に東洋医学の授業があり鍼治療のモデルをしたとのこと。
その際の針がとても痛くてでも先生から「どうだ!全然痛くないだろ」と言われて同級生が見守る中、先生の顔を立てて「はい」って返事したエピソードなども伺いました。
治療は急遽、鍼は少なめにして温かい温灸ベースに切り替えたことよく覚えております。
「そんなに苦手だったなら断ってくださればいいものを」って私も言いましたが、私が開業したのでお祝いのつもりで苦手な鍼灸施術を受けてくださったのでしょう。そんなところもA先生らしいなぁって思い出します。
とても慈悲深く、つねに微笑まれている、まるで観音様のような先生でした。
インドのブッダガヤ マハボディテンプルでご本尊さまに擦り付けていただいた数珠ももう残りわずかとなりましたが、A先生の棺に入れていただくよう告別式に参加してきたいと思います。
安らかにご永眠されますようお祈りいたします。 合掌