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「読者ハ読ムナ(笑)」を読んで考えてみた



休日だったのでkindleを少し読めるなと思い昔買って入れておいた本を読んでみました。

漫画家の藤田和日郎先生の本で「読者ハ読ムナ(笑)」です。

このタイトルは好きなんだよね。

藤田先生って日本語の使い方が普通じゃないと感じています。

時々飾らない言葉でグッとせまるような言葉を使う。

それもちょっとした時にこのカタカナを使うところが藤田節というか、ちょっと違うなあと思うんですよね。

この言葉の選び方というのが、面白くてとても好きなんです。


いつもツイッターを拝見しているのですが詩をよく投稿されていたので、やはり言葉に関してめちゃ研究されているなーと感心します。

キャラクターの言葉一つ一つが深く深く心に刺さってくる。

あ・・あまり私が語る必要はないですね。・・・


藤田作品を語る人は多いと思いますので、そこは譲ります。

今回、この本を読んで感じたのは、心を動かすということ。


藤田先生は、若い時、担当者編集者に「こころを動かすネーム以外見せるな」と言われた書いてあります。


こころを動かす

これはどうやるのでしょう?

ここは、きっと藤田作品の根本なんだと思います。


もし本人に聞いたらきっと激しく怒られると思います。

それだけ難しいこと一言で言っているのです。


でもいい話を目にすることができたと思いました。

これは、どんな作品、例えば映像でも写真でも文章でも同じだと思います。

これをどうやって達成できるのか。


簡単に答えられるものじゃないし、例え私が答えたとしたらウソになります。


でもこのエピソードを見られただけでも本を買った意味があるなと思いました。

そしてこう書いてあります。

人の心が動くドラマだけを持ってきてねと言われたことで正解をぎゅーっと絞ってくれた。そして「どうしていいかわからない」状態から「これをやればいいというふうに方向性が決まった。

この文がずしんと来ました。

やはり一番よくないのは何がしたいかよくわからないという状態なんです。

ふわふわして何も積みあがらない。

この方向性というのを示してくれた言葉というのが担当編集者の言葉だったということです。


こういう一言が人生の方向を変えるというのが面白いところです。

おそらく藤田先生にとってそういう言葉だったのでしょう。


もちろん、きっとそこからが長い訳でずっとその道の中で研鑽した結果が今の道であって、情熱があって、様々な縁があっての作品だとは思います。


でも藤田先生のアシスタントさんに優秀な漫画家が多いというのは、そういう道を絞ってやってみるという経験が職場に浸透しているからで、そこが他の職場と違うのではと考察することができます。

簡単ですが、本の感想をまとめてみました。

他にもいろいろ書いてあります。

気になった方は読んでみてください。


また、たまに紹介するのですがハルマキさんという藤田先生のアシスタントの方の漫画を紹介させてください。

藤田先生の職場の雰囲気を描いていますが、こころにグッとくる漫画を作っています。

もともとギャグを書いていたそうでなのですが、毎回笑ってます。

たまにワクワクして泣いたりもしますが、最後はいつも読んでよかったなと思えるんです。

↓ハルマキさんの漫画はツイッターで上げてますので読んでみてください

それでは今日はこの辺で

それじゃまたね

さいごに

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