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SoD, 第7章、主人公とジョスピルの会話1、狂信者の軍勢

<大公宮殿にて。主人公は使用人のひとりジョスピルから十字軍を率いるケイラー・アージェントなる女性について情報を得る>

ジョスピル
「恐ろしいことだ。恐ろしい。これ以上はダメだ。どうしても」
主人公
「恐ろしいこと?何?」
ジョスピル
「今や一時間ごとに報告が来る。世界の災いだ。家々が焼かれている。バルダーズゲートに後から後から流れ込む難民の数は、神様だけがご存知だ…」
主人公
「誰が家々を焼いてるの?」
ジョスピル
「ケイラー・アージェントと彼女の狂った十字軍だとも、もちろん。彼女は何て呼ばれてたっけ…?ああ、そうだ。シャイニング・レディだ」
主人公
「この”シャイニング・レディ”について何か聞かせてくれる?」
ジョスピル
「彼女は、モーニング・ロード、ラサンダー神*への奉仕で知られたアージェント家の一員だ。彼女の祖先のほとんどは、アスター騎士団のパラディンだ。彼女には神の血が流れているという者もある。彼女の信者たちはどんな試練にでも耐えて勝利をつかむことができると、彼女は固く信じてるのさ」
主人公
「狂信者の軍勢の何たるかをすっかり語ってるわね」
ジョスピル
「最終目的が何なのか知ってる者は誰もいないらしい。が、それが膨大な人間を必要とするものなのは間違いない―ソードコーストを進撃するケイラーの十字軍はますます大きくなりつつある。ケイラーは自分の信者らは敵から神の加護で守られてると主張してるんだ。狂ってるよ、俺に言わせれば」
主人公
「まだ聞きたいことがあるんだけど」


*誕生や再生、若さの神。新たな夜明け、朝に象徴されるのでモーニングロードと呼ばれる。守護の神ヘルムと並んで厚い信仰を集めている善神。

*ジョスピルさんは兄弟が十字軍の侵攻により音信不通になり、気が顛倒しているので、励ましてあげるといい杖をくれます。

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