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SoD, 第7章、主人公とガラチェンの対話、難民あいての悪徳商売人

<エルフソング亭界隈にて。難民の群衆に親切に宿を貸そうと呼びかけている男がいるようだが…>

ガラチェン
「寝る場所が必要かね?まっすぐお入り!部屋はたくさんある。誰でも大歓迎だよ!」
主人公
「難民のために自分の家を提供しているの?立派な行為ね」
ガラチェン
「シャイニング・レディのせいで何もかもなくした気の毒な人々に気前よく手を差し伸べるのは、あたしどもの道義的責任でさあ」
ペレン
「気前よくだと!手を差し伸べるだと!ヘッ!俺たちがまだ何もかもなくしてはいなくても、お前さんの”おもてなし”にあずかれば、間違いなく何もかもなくしちまうんだ」
ガラチェン
「黙れ、この恩知らず―!いや、あたしはですな、当然持つべき感謝を難民すべてが持ってるわけではないと言いたいですな。構やしません。あたしはあたしの慈善行為を続けるとしやしょう」
主人公
「もしかして、あなたはあなたの所に泊まる人たち相手にお金儲けをしてるってこと?」
ペレン
「金儲けなんてもんじゃない。やつは俺たちに残されたものを洗いざらいむしり取ってるんだ。俺たちが何百マイルも身につけてきた服も、宝石も、アクセサリーも…構わんさ。みんな取るがいい。で、何も持ってない者はやつの厄介にはなれないのさ」
ガラチェン
「ほう、何の実入りもなしに宿ができるもんかね、え?大勢を食わせるには金がかかるんだ!それに洗濯代も―途方もないぞ!あたしには良心に恥じるところはないね!」
主人公
「そうじゃないわ。この人たちは苦しんでるのに、あなたはそれにつけこんでるのよ」
ガラチェン
「あなたがそうおっしゃるんなら…やれやれ!宿代を安くしてもいいでしょう。ほんの少し。それでもこの大勢に食べさせなきゃいけないが」
ペレン
「あんなクズが食べ物と言えるのか?アイアンスロウン*でならもっとましな食事にありつけるだろうってんで昨夜3人もここを出てったぞ。しかもお前さんの貪欲な手に金を払った後でだ」
ガラチェン
「あなたがもし本当にこいつらに食べさせてやりたいというなら、エルフソング亭に行って女将のアリスからいくらか食糧を買って来てくれるんですな。だがあたしは払いませんよ、一文でもお断り!フン、なら行ってらっしゃい」


*BG1で冒険の舞台にもなったバルダーズゲート内の鉄の交易企業。サレヴォクの養父が経営していた。その本社?はなかなかリッチな建物だったが、現在は避難民の救護所になっていて宿泊者で押すな押すなの状況。

*大公宮殿での会議が終わると、主人公は情報集めと仲間のリクルートに町に乗り出さなければならない。また各地でミニクエストやイベントもてんこ盛り。場合によっちゃ戦闘にも巻き込まれるが、腕利きのフレイミング・フィスト隊長コーウィンさん(強力なアーチャー)がお供してくれるので、文系の人でも安心かと。

***ちょっとネタばれ***

*ガラチェンの悪徳商売をフィスト本部で訴えても「法律違反ではない」とかで何もしてくれない(私はそうだった)。で自腹で食料を買って来て寄付すると、因業オヤジのガラチェンは礼も言わんが、ペレンさんが非常に感動してお礼をしてくれる。

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