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SoD, 第8章, エドウィンと主人公の対話、心の副音声だだ漏れの凄腕メイジ

<コーストウェイ・クロッシングにて。主人公がキャンプから北に向かって移動していると、向こうから真っ赤なローブを来たメイジがやって来る>

エドウィン
「あやつら、私を嘲りおった。この私を!(これには我慢できない。我慢してなろうか!)」
「ウン?これは何事だ?貴様はどこから来た?(気をつけよ、オデッセイロン。お前は誰も信じてはならぬ…)」
主人公
「どこから来たかですって?私はあなたの真正面にいたのに、あなたが私を踏んづけようとしたのよ」
エドウィン
「無礼者め。貴様はサーイ*の最も偉大な息子たるエドウィン・オデッセイロンを侮辱しようというのか?(この猿にはちと物を教えてやらねば!)」
主人公
「サーイの最も偉大な息子が何を怒ってブツクサ言いながらコーストウェイをうろついてるの?」
エドウィン
「貴様こそ、何の用事でここをうろついておるのだ?(ブツクサ言いながら、だと?落ち着くのだ、エドウィン。やつはお前を挑発しておるのだ。その手に乗ってはならぬ)」
主人公
「ケイラー・アージェントの十字軍が北にいる。そいつらが拡大する前に押し止めたいと思って」
エドウィン
「どうやら、運命は私に貴様を与えてくれたようだ。私はシャイニング・レディに追われている。そして貴様はあの女を殺そうと狙っている。我らの利害は一致する―しかも、もし貴様が失敗したところで私の身に危険はない。私の身は安泰だ」
主人公
「ケイラーに追われてるの?やつはここから近くにいるの?」
エドウィン
「やつは獲物に飛びかからんとトグロを巻いたヘビよろしく手ぐすね引いて待ち構えている。ここからわずか一日の行程だ」
主人公
「それは見ておかなければ。情報をありがとう、エドウィン」
エドウィン
「フーム。貴様はシャイニング・レディに手向かうつもりなのか、え?何なら仲間になってやってもいいぞ」
主人公
「そうしたいなら、軍隊に加わってちょうだい、私でなしに。キャンプの火を目当てに出かけて、私があなたを寄越したって守衛に言って」
エドウィン
「そう言ったのを貴様は後で後悔するぞ(そして、いずれ貴様がほうほうの態でオデッセイロンのもとに戻り、助けを求めて哀願したら、私は地面に目を落としてつぶやいてやろう…ノー、と)」


*レッドウィザードという魔法使いたちが国を牛耳る魔法国家。

*エドウィンはスペシャルメイジで、魔法の使い手としてはBGシリーズのトップクラスと言われるが、性格の悪さとズッコケた喋りもトップクラスと言われる(彼はイービルなので私はまだ使ったことないけど)。ここでは移動中の遭遇だが、放っておいても彼はブツクサ言いながら自分でキャンプまで歩いて来て居座ってくれる。なお、彼は同じサーイのメイジ数人とケイラーの十字軍に傭兵稼ぎに来たのだが、しんからケイラー信者になってしまった同僚によって、十字軍を追っ払われたものらしい…

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