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SoD, 第10章、イルメイター僧ドシアと主人公の対話、奇妙な感冒

<合同キャンプにて。キャンプの一角にウンウン唸りながら横たわる大勢の病人がいる地区がある。そこにいる女性僧侶に声をかけてみると…>

ドシア
「すみません、今はお話できないんです。面倒を見なければならないことがたくさんあって」
主人公
「私は<主人公>という者です。ここで何かお手伝いできることがありますか?」
ドシア
「バルダーズゲートの英雄でいらっしゃる?光栄ですわ。あなたについていろいろな話を伺いました」
「わたくしはテオドシア・インマーティレッドと申します。ドシアとお呼びください―みなさんそう呼びますの。わたくしはイルメイター*のクレリックとして、この緊急野戦病院の運営という厄介な任務に当たっております」
主人公
「どうして緊急病院の必要が?戦いはまだ始まっていないのに」
ドシア
「キャンプ内に病気が広がっているのです。何十人もが倒れています。我々は治療のためできる限りのことをしていますが、それでも十分ではありません。この人たちを治す方法が見つからなければ、遠征軍は潰えてしまいますわ」
「治療の技術を何かお持ちじゃありません?お仲間の方でも?患者さんたちの様子を見てみてくださいまし。わたくしには無理でもあなたなら何か発見できるかもしれません」
主人公
「患者さんらの具合をよく見てきて、すぐここに戻ってきます」
ドシア
「願ってもございませんわ。患者さんたちを見終わったら戻ってきてください」


*イルメイターは苦痛を受けるものの守り神。信仰熱心のあまり我と我が身を苦しめて恍惚となるような過激な信徒(ここ参照)も中にはいるが、このドシアさんはまともな人。

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