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SoD, 第13章、ベルト大公と主人公の対話、主人公はバルダーズゲートから追放される

<バルダーズゲート、フレイミング・フィスト本部にて。牢内で熟睡していた(よく熟睡できるな^^;)主人公は、ベルト大公に声をかけられて目を覚ます>

主人公
「グーグー、スヤスヤ…」
ベルト公
「ご機嫌はいかがかな、<主人公>?」
<主人公、目覚める>
主人公
「ベルト公―お会いできてよかった。お知らせすることがあります。スキーを殺した者がわかりました」
ベルト
「殺人犯の名前は?証拠は?」
主人公
「私はやつの名前も知らないし、罪の証拠も持っていません。それでも、探すべきです。正義が行われるのを望むなら」
ベルト
「正義は我々が追い続けねばならない理想だ。しかし、現実は理想の実現を許さない。四公会議は現実的な対処をしなければならぬ」
「そなた以外の他の者だったら、ことはもっと簡単だった。エンターにとっては今も簡単そのもの―そなたは死刑。彼の意志はすぐには変わりそうもない。彼の娘がいまのような状態にある限りは、ずっと」
「しかし、そなたはサレヴォクを倒した者、バルダーズゲートの英雄、ドラゴンスピアの救世主。そなたのソードコーストの地への貢献には異論の余地がない」
「しかし残念ながら、そなたの出自にも異論の余地はない。バールの子には平和というものはありえぬ。そなたのそばにいる者は、スキーのように、苦しみに遭うことは避けがたい―それがそなたの持つ天性だ」
「いまこの街では、そなたを殺せと叫ぶ者と同じくらい多くの者が、そなたのために命がけで戦おうとしている。バルダーズゲートは大混乱に陥っている」
「あらゆる面から検討して、エルタン、リーア・ジャナス*、それに余は、こうすることが皆にとって一番いいと思う結論を出した。そなたと―そなたの内なる邪悪が―できる限り密かにバルダーズゲートを立ち退くこと」
「街の外まで守衛がそなたを連れて行く。そなたが我々にしてくれたことに対して見合わない酬いなのはわかっているが、我々にはこれができる精一杯だ。そなたはここからどこか遠くに行って、戻って来てはならぬ」
「さらばだ、<主人公>」


*シルヴァーシールド公以外の四公会議のメンバー。

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