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SoD, 第10章、軍幹部と主人公の対話1、内部対立と主人公への蔑視

<合同キャンプにて。主人公は最初にキャンプ入りした時ネダーロク元帥に言われた大テントを訪れたが、そこでは同盟国のトップ二人がいがみ合っており、主人公が紹介されると両者ともに冷ややかな目つきに…>

ストーンハンド大将
「腰抜けのくせに!何の権利があって私の部隊をああしろこうしろと私に指図するのよ?」
ド・ランシー対外守備長
「たった五十人くらいで?フン、私の三百名に五十人加わった、それで上等だとも!」
ストーンハンド
「ダガーフォードの十分の一の人数よ、ド・ランシー!十人に一人よ!この役のためにそれだけ連れて来たのよ!」
ド・ランシー
「それには感謝してるとも。が、バルダーズゲートと、とりわけウォーターディープはここの兵員の大部分を提供しておる。私は彼らを不必要に危険にさらしたくない」
主人公
「不作為は自らに危険を招くものですよ」
ド・ランシー
「そういうおたくは、で、どこのどなたかな?」
ネダーロク元帥
「ヘイザー・ストーンハンド大将、セドリック・ド・ランシー対外守備長、バルダーズゲートの英雄を紹介させていただきたい」
ストーンハンド
「あら、そう?で、あのボアレスキール橋での一件は何事?我々の人民のどれだけ多くがラサンダー*を、そしてテンパスを信心してるか知ってる?なのにおたくときたら、死んだ血なまぐさい殺人の神のシンボルをやつの死んだ現場に焼き付けてきたってんだから。大したもんね、そいつはさぞ軍の士気を高めるでしょうよ…」
ド・ランシー
「ヘイザー、頼む、ちと礼儀をわきまえたまえ…」
「おたくが連れて来た増援は歓迎するし、実に有用なものだ、<主人公>。問題は、おたくの存在なのだよ。たくさんの人間が…ボアレスキール橋でのことで…動揺している。おたくにはしばらくキャンプを離れてもらうのが一番だと思うがね」
主人公
「ここに来るまでの労力を思うと、はっきりいって期待してたような歓迎じゃありませんね」
ネダーロク
「ここではどんな者にも役割がある。彼女はサレヴォクを倒した。ケイラーも同じようにしてくれるなら、みなにとってもいいことだろう」
ド・ランシー
「十字軍を本当に倒したいと思うなら、兵の士気の維持こそ大事だ。おたくがいたら逆効果でしかない」


*ラサンダーは恵み深き若さと再生の神、テンパスは勇ましい戦いの神。邪悪な死の神バールとは大違い。

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