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SoD, 第8章, イザベラと主人公の会話、ヴァンパイア・ハンター

<コーストウェイ・フォレストにて。主人公は喧嘩腰の女性と気弱そうな男性の冒険者コンビに出会う>

イザベラ
「止まれ、そこの連中!あんたらは生きてんの、それとも死人?」
主人公
「生きてるし、これからも生きてたいと思ってるわ。剣を下ろしてはどう?」
イクロス
「イ、イザベラ、頼むよ、彼らは明らかに生きてる人だよ」
イザベラ
「フーム…今にわかるわ。ここで何をしてんの?」
主人公
「キャンプが見えたもんだから。あなたたちはシャイニング・レディの仲間?」
イザベラ
「十字軍の?ヘン。頭のおかしい女のエゴにお付き合いするほどあたしらが暇人に見えるかい?違うよ。あたしらは現実の価値があることをやってるんだ。もっか、強力なアンデッドモンスターを狩ってるとこさ。邪魔すんじゃないよ」
イクロス
「お願いだよ、イザベラ。そんな喧嘩腰じゃなくても」
主人公
「狩ってるモンスターの種類は?」
イザベラ
「知りたいんなら教えるが、ヴァンパイアさ」
「さあ、することがあるんだから、もう放っといておくれ。行っちまいな」
主人公
「あなた、いい盾を持ってるわね。ひょっとして、ハーフリング*のやってた宿屋で見つけたりしなかった、それ?」
イザベラ
「何が言いたいのさ?」
主人公
「”スターリング・シルヴァー”が焼かれてから、ある盾が行方不明になってるの。あなたが見つけたの?」
イザベラ
「宿の亭主よりあたしらの方こそよっぽど盾が必要だろ。捨てときな、さもなきゃ串刺しだよ」
イクロス
「暴力はいけないよ、イザベラ。僕たちの敵はヴァンパイアだよ」
主人公
「もしヴァンパイアを殺す手伝いをしたら、その盾を譲ってもらえる?」
イザベラ
「ああ、そういうことならいい。承知した。ヴァンパイアを殺れば、盾はあんたのもんだ」
「あたしらはヴァンパイアを追い詰めたけど、やつは道に罠を張ったんで、直接やつの所へは行けない。でも、同じ理由で、やつもあたしらの所を通ってしか逃げられないのさ。こいつを片付ける手伝いがしたいなら、暗くなってからここに来な」
主人公
「きっとそうするわ」
イザベラ
「好きにしな。が、あんたがここにいる時ヴァンパイアが現れたら、あんたにゃ道は一つきりだからね」


*コーストウェイ・クロッシングにいた焼けた宿屋の亭主タコスのこと。イザベラが持ってるのが彼の探している家宝のひとつの盾。
*なお昼間でも洞窟には来れるけど、ヴァンパイアが棺の中で寝てるだけ(こちらは何もできない)。

*この二人が仲間になってくれたら面白そうなんだけど、仲間にはなってくれないみたい、残念。

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