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SoD, 第10章、レイドルと主人公の対話、サハギンの妨害と穀物袋の移動

<アンダーグラウンド・リヴァー、地下にて。地上の番兵を片付けて地下に降りると、そこには食糧品を積み上げたたくさんの箱と、十字軍の兵士ら、そして監督らしいノームのレイドルがいた>

レイドル
「おもての騒ぎは何だったんだ?」
主人公
「いつものやつです。衛兵のひとりが、自分はほかの誰よりもケイラー*に忠実だと自慢し出して、するとそれが別のやつに飛び火して、それがまた…」
レイドル
「チェッ、また?!いい加減にしろよ…」
「よく来たな!今日は何の用だ?」
主人公
「ここはどういった場所なんで?」
レイドル
「ここは地下の物資貯蔵庫さ。我々は城に必要な物資をここで受け取って、それから上の城に輸送してるのさ。パッとした仕事じゃないのは認めるがね、重要な仕事だぜ」
主人公
「どうしてこんなたくさんの箱がここに溜まってるんです?」
レイドル
「サカナ野郎さ。あいつらのせいさ。シューゲン*とでも何でも呼んでもいいがね」
主人公
「サカナ野郎?」
レイドル
「ウロコの体にとんがった歯をしたひっでえモンスター。こっちを見つけた途端にヤリを持って飛んできやがる。やつら、洞窟を占領して城までの道を塞ぎやがったんだ」
主人公
「そいつらに話を通じて、物資を運べるよう交渉してみましょうか」
レイドル
「やつらは小うるさくはあるが、でも本格的にこっちの仕事を邪魔してくるわけじゃあない。今にきっと自然に解決する。それまで適当にやるさ」
主人公
「そういうことなら。他に聞きたいことがあるんですけど」
レイドル
「何だい?」
主人公
「何かさせてもらえる仕事がありますか?」
レイドル
「やる仕事ならいつでもあるさ。そこに箱が積んでるだろ?中に穀物がいっぱい入ってる。川のそばの空いた箱に入れ替えといてくれ」
主人公
「任せといて下さい」



*十字軍のリーダー。十字軍とはいっても、自己中な正義に燃えて国土を破壊略奪して回ってるので、連合軍が討伐に乗り出している。主人公は連合軍首脳の依頼でその本拠地をスパイ中。
*サハギンの訛りかな?

*最後のレイドルの依頼は、何だかヒマつぶしのタダ働きの気もする(すぐ西の空箱に詰め替えるだけだけど、報告すると「じゃ元の箱にまた戻して」「しないなら行けば」みたいに言われる。何ももらえなかったし…)。
*また、ド・ランシーに託された毒を盛る場はここじゃありません。私のようにいつまでもしつこく探し回って時間をムダにしないように…

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