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#2 乗り出し50万円!永く乗れる?軽自動車探しの旅 スズキ アルト/マツダ キャロル

スズキ アルト/マツダ キャロル (HA36S/HA36V 2014年~)
中古車相場:18.9~264万円

一体何ヶ月ぶりの更新なんでしょうか?

リハビリがてら新年一発目(もう2月終わり)のおすすめ中古車を書いていきたいと思います。

スズキ アルトといえば1979年の登場以来軽自動車のベーシックモデルの代表格としてダイハツ ミラと双璧を成してきたクルマです。

さらには軽自動車の枠を超えてインド、パキスタン、ハンガリー、中国、韓国、ポーランドなど多くの国で移動の喜びを廉価で提供してきました。

本体価格47万円という驚異的なプライスタグを引っさげて登場した初代は日本のみならず、世界中に衝撃を与えました。

当時世界トップの自動車メーカーだったゼネラル・モーターズはコンパクトカー戦略の躓きにより日本車にシェアを奪われつつあった中でアルトを低価格で生産するスズキの技術に目をつけ後に提携を持ちかけたと言われています。

またインド政府もアルトに着目し、国民車構想を実現するパートナーにスズキを選んだという経緯があります。

アルトはスズキの出世作であり、今日の良品廉価なクルマづくりのルーツとも言えます。

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Photo by Dennis Elzinga

あれから35年、2014年に登場した現行アルトだって移動の喜びを廉価で提供する基本は忘れていません。

乗用5ナンバーモデルは最廉価グレードのFが86万3,500円から、ボディカラーは白単色、スチールホイールのみでパワーウィンドウがオプションという実用一辺倒な商用モデルVPは73万7,000円から設定されています。

しかも驚くべきは未使用車が60万円台から出回ってるという点です。

走行距離5,000km以内の中古車ならば40万円台も狙えます。

運さえ良ければ予算50万円でほぼ新車に近いコンディションの中古車が狙えるアルトは激安中古車選びではとても魅力的な選択肢でしょう。

走行距離や修復歴を選ばなければ20万円台から出回っています。

しかもそのどれもが車齢7年以内の低年式車ばかり。

低年式車ならば部品の経年劣化やパーツ供給の問題に悩まされるリスクも少ないです。

また車齢13年を超えると軽自動車税と重量税が増税されますが、低年式であればあるほど増税までの猶予が伸びます。

さらにアルトの燃費はカタログ値で25.8km/l、実燃費が22.51km/l(e燃費参照)とガソリン車としてはかなり立派な数値です。

以上の点から考えて本体価格だけでなく、トータルでのランニングコストを低く抑えたまま長く乗れるのはアルトの大きな強みと言えます。

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Photo by Vasconium

さて、アルトがコストパフォーマンス抜群であることは十分おわかりいただけたと思います。

となると悩ましいのはグレード選びです。

なぜならアルトは低価格ながらも単一車種にしては異常にラインナップが豊富です。

無骨ながらも軽自動車税4,000円でランニングコストが抜群のアルトバンVP。

7色の愛らしいボディカラーとツートンカラー、快適装備が嬉しい乗用モデルのF/L/S/X。

ターボエンジンとAGSのダイレクトな変速感、赤いドアミラーとサイドストライプが楽しいターボRS。

レカロシートと専用チューンのKYB製ショックアブソーバー、そしてターボ+5MTの組み合わせが選べるワークス。

エンブレムがマツダに変わるOEM仕様のキャロルもあります(笑)

そしてエンジン、ミッション、駆動方式だって豊富な選択肢が用意されています。

燃費の良いNAとパワフルなターボ、それに組み合わせるミッションは変速ショックがなくスムーズで乗りやすいCVT、MTのクラッチ操作を自動化しAT限定免許でも走りが楽しめるAGS、そして硬派に走りを極める5MTと5種類の組み合わせが選べます(ターボ+CVTはない)。

駆動方式は軽量なFFと雪国暮らしに嬉しい4WDの二種類が全グレードで選択できます。

これだけ豊富な選択肢から自分にぴったりな一台を考えるのもまたクルマ選びの楽しさ、今日アルトに乗ってどこさん行くと?

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Photo by Iwao

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