【自転車-1】

私は通勤に自転車を使用している。
前回、勤めていた会社まで自転車で10分もかからない距離だったため、ギアチェンジのないシングルママチャリに乗っていた。
現在勤めている会社までは約15分ほどかかるようになり、自転車も5年程度乗っていたため、意を決して(?)外装6段のママチャリに乗り換えてみた。

最近はクロスバイク等で出勤する人の姿もよくみかけるのだが、私は通勤以外にはほぼ自転車を使わない上、のんびり走ることが好みのため、ママチャリで充分と判断した。
シングルよりも重くなりはした(変速機が乗った分確実に重量増加している)のだが、一方でギアを切り替えることにより、向かい風や坂道も楽にこげるようになった。

しかし、1ヵ月程乗っていると違和感を覚えるようになった。
まずは前ブレーキの片効き、初期装備がシングルのキャリパーブレーキ(安物)であり、調べてみるとよく片効きするものらしく、向かって左側がタイヤに寄っていた。
次に後ブレーキの音。これもまた初期装備がバンドブレーキの為、そのうち音はするだろうなぁと思ってはいたのだが、思ったよりも早く音が鳴るようになってしまった。
最後に異音といっていいのかどうかわからないのだが、走っているとカラカラと周期的に音が鳴るようになった。これは調べてみてもよく原因がわからなかった。
車通り等の他の音がするような環境で走っているとわからないレベルなのであまり気にはしておらず、大きなトラブルに発展しないといいなぁくらいに感じている。

以前は自転車にまったく興味が湧かなかった上に雨ざらしで保管していたので愛着もあまりなかったのだが、引っ越しを機に濡れない位置に自転車を止めれるようになったことと、
上記トラブルの解決策をネットで調べていく過程で自分で整備もしてみたいなという欲望がムクムクと湧き上がってきた。

まずはネットの情報を頼りに前ブレーキの片効き調整をやってみたのだが、どうもうまくできない。
原因を確認していったのだが、ブレーキワイヤを固定している位置のブレーキワイヤが少し解けかけているいるように見える。
できるだけ、強く締めてみたのだがあまり変化はなかった。
次にブレーキを固定しているナットを締めてみたのだが、結果的にはこの作業で締めているつもりが緩めるほうに回してしまい、ブレーキが以前より左右に動くようになってしまった。
しかし、作業中はまったく原因がわからず一旦ふて寝(昼寝)した後によくよく確認したところ、ナットの締め方向を誤っていたことに気づいた。

ある程度増し締めを行い、ブレーキ本体の動きがほぼなくなったところで再度ブレーキワイヤを外してはブレーキシューを片手で閉じながらブレーキワイヤを締めるという作業を繰り返し、
とりあえずブレーキの片効きはほぼなくなった。しかし、ブレーキレバーの遊びが大きく以前と比較してよく効く位置までブレーキを引くのに時間を要するようになった。
これに関しては自分での調整がほぼ限界に感じたので、ブレーキワイヤとデュアルピボットのキャリパーブレーキを購入し、別途交換することを誓って今回の記事を締めることとする。

ネットを漂っていると、ブレーキをはじめ、自転車のメンテナンスは自分で調整せずに自転車屋で調整してもらうほうが良いと書かれているのを目にする。
たしかにブレーキが効かずに事故を起こすと、最悪人命に関わることなので正論だなと思う一方、個人的には自転車は自動車やバイクよりも身近であり、その構造を知ることが故障の予防やメンテナンス時期の到来に気付くことに繋がることが実感できた。
今回のブレーキ調整も休日の午前中に行い、何か不具合があれば近くの自転車屋にすぐに持っていける体制を整えてチャレンジしたことを書き記しておく。

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