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【後日談】運営チーム全員で振り返る!オンライン展示会『Targeting Day』

去る2021年1月26日、
ネクスウェイでは、自社で初めてオンラインでの展示会を主催しました。
11の出展企業様と、100を超えるお申込者様にご参加いただき、その場で50を超える商談が生まれて、盛況のうちに幕を閉じました。

他社のイベントと比べると見劣りする部分もあるかもしれませんが、
ネクスウェイ初の試みとしては当初の目標を大きく上回り、出展企業様・参加者様双方から、たくさんお喜びの声もいただけました👏

▼開催レポートはこちらから

http://www.nexway.co.jp/seminar/report/20210126.html?channel=main

ですが今回は、レポートに記載している数字や実績といった華々しい成果ではなく、イベントに対し個々が抱えていた想いや今後の展望について、運営メンバー同士で赤裸々に語った様子をお届けします。(結構生々しい話も垣間見えます。笑)

今後皆さんがイベント運営をする時や、チームでうまく仕事が進まない時、
なんとしても成功させたいプロジェクトが迫る時に、また読み返したいと思ってもらえたらうれしいです。

登場人物

7人

👔オーナー:出展企業様の窓口担当。
       部署の中では、家族で言うとパパ的立ち位置。
🍳まっきー:当日放映したセールスピッチ動画の準備担当。
       皆を優しくフォローしてくれるママ。
🎀みずき:出展企業と参加者の個別相談枠管理などを担当。
       なにかと細かい長女。
⚽たろう:本プロジェクトリーダー。普段は3兄弟の2番目的ポジション
      だが、今回責任者として奮闘。
🐤ちひろ:オーナーと一緒に出展企業様の対応を担当。末っ子。

👩‍🏫松波:普段は皆を引っ張るグループマネージャー。今回はたろうに
     一任し、学校の先生的立ち位置で見守る。
🐩なや:ただ一人となりの部署からの助っ人!たろうの幼馴染的立ち位置
    (新卒入社同期)。

きっかけはコロナから

――そもそも、どうしてこの企画が立ち上がったんだっけ?

⚽いちばん最初は、もうすぐ1年になりますがコロナの影響で緊急事態宣言が出たときに、ネクスウェイ社員が全員在宅ワークになったことがきっかけですね。

👩‍🏫私たちはもちろん、他の部署でもみんな戸惑ってた。手探りの営業活動をどうにかしよう!って各部署の有志で情報交換会を始めたんだよね。
たろうもそのメンバーに入ってた。

⚽はい。そのとき、「オフラインでやっていたイベントが中止になることでお客様との接点を途絶えさせたくない」という意見が、他部署メンバーも含めて、みんな共通していて。

🎀もともとセミナーやユーザー会が盛んなネクスウェイならではかもね。

⚽それで、まずはオンラインで交流の場をつくろう!と思ったんです。

あと、僕たちは普段FAXや郵送DMで販促のお手伝いをしていますけど、緊急事態宣言下では世の中の出社率が著しく下がったので、会社宛に書類を送付しても見てもらえないリスクが高まりましたよね。

僕たちも手探りの営業活動だからきっと他の会社も困っているはずだと思って、FAXや郵送DMの手段以外、オンライン上の情報提供でも何かお客様の力になりたいと思ったことも大きかった。

👔たろうちゃんが他部署との情報交換でいろいろ考えていた時に、ちひろちゃんも、お客様との商談を通して感じていたことがあったんだよね。

🐤はい。いきなり緊急事態宣言が出て情報が遮断されたりして、皆さん困っているように見えたんです…。ネクスウェイのサービスはせっかくたくさんのユーザーさんがいるので、お客様同士がつながって情報交換や手助けがしあえる場をネクスウェイを中心にしてつくれないかな?と思っていました。

🍳それで、まっちゃん(👩‍🏫松波)が予算を取るって決めたわけか~!

でもはじめは懐疑的だった!?

――みんなの課題感がきっかけでプロジェクト発足するって、素敵だよね!

👔でも正直僕は、最初はこの企画に引いていましたよ…。

🍳オーナー、そうだったんですか!?

👔はい…。オンラインイベントは良いなと思っていました。でも、リストを扱う企業様を一堂に集めて「Targeting Day」と銘打つのは…。

⚽コロナ後新規開拓が特にしづらいという相談が増えたので、テーマを「ターゲティング」に絞ったんですよね。ネクスウェイは懇意にしているリスト会社さんも多いから、パートナー企業さんたちにも新規開拓のきっかけにしてほしいという思いもあって。

👔お客様にとっては良いと思いましたが、出展企業様にとっては競合他社と横並びに比較されるようなものじゃないですか。価格競争をさせて戦わせたいわけじゃないということを理解いただくのが難しいと思っていたんです。

🍳出展企業様の窓口担当としてイベント趣旨をお伝えしなければならなかったオーナーとちひろちゃんは、とくに大変だったかもねぇ…。

🐤私とオーナー自身が、このイベントが本当に良いものになるのか不安な中で出展のお願いを持ち掛けることは、結構メンタルがやられました(笑)。出展を決めてくれた企業様にも、当日放映するための動画撮影などたくさん依頼が立て続く中で、実際に言われたわけではないですが、このイベント本当にお客さん集まるのかな?というプレッシャーも大きかったです。

🎀たしかに、まずイベントに参加してくれる出展企業様が揃わないことにはイベント告知もできなかったから、どのくらい集客できるか・予約しても本当に来てもらえるのかは当日までずーっと不安だったことの1つだよね…。

🐤準備を進めながらどんどん必要なことが見えてきて、また出展企業様にお願いしなければいけないことが増えて…なかなか折り合いがつかなくって、「あぁ、どうしよう」という事は結構ありました。

👔直接ではなく、Webを通してしかコミュニケーションを取れていないので「何でそんなことをしないといけないのか?」「本当にこのイベントが新たな商談創出のきっかけになるのか?」と問われて心が折れかけたというのはあったと思いますよ。びっくりしちゃったよね、ちひろちゃんは。

🐤まっきーさんが出展企業様との間に入ってくれたりして、仕事面でもメンタル面でもめっちゃ支えてもらいました。最後まで頑張れたのは、周りにちゃんと相談して、サポートをもらえたのが大きかったです。私一人だったらぶん投げていたかも。(笑)

🍳みんな初めてだからわからない事だらけだったもんね。出展企業様からの質問も、こちらで答えがあるわけじゃないし、聞かれてはじめて、想定できてなかったことに気付くことも多くて…。

👔ただ、手探りだしうまくいくかは分からないけれど、ユーザーさんとパートナー企業様、それぞれの商談創出に本当に貢献したいと思っている、という説明をしていく中で、段々と理解いただけるようになってきたんですよ。

出展企業様も「一緒にこのイベントを良くしていこう」とスイッチが変わった瞬間がなんとなくあったと思うんです。それで僕もより「あ、やれるかも。面白くなるかも!」って思えたんです。だから、気持ちを前向きに変えてくれたのは出展企業の皆様だったかもしれないですね。

その頃から、いいイベントになる!という確信が持てたので、「こんなにリスト会社さんが勢ぞろいして、聞きたいことが聞ける場って滅多にないですよ!」と自信をもってお客様をお誘いできるようになりました。

頼りになった救世主!

集合+なやちゃん絵文字付

――なんとなく手詰まり感があったときに風向きが変わったきっかけとして
もう一つ大きい出来事があったよね!

🎀イベントを2か月後に控えたころかな? 何か足りない気がしているけどどんな準備をしたらいいのか不安な時に、なやちゃんがジョインしてくれたのはかなり安心材料だったなー!

🐩本当ですか!ありがとうございます!

👩‍🏫たろうが意外と悠長にやっているなって思いながらも、私自身どこまで口出していいのか不安な時期だったから、他部署っていう別の立場かつ同期のなやちゃんがサポートに入ってくれたのは助かったよ~。

⚽まぁ、あれもやんなきゃ、これもやんなきゃということすら分かっていなかったですからね。だから、見守ってくれてたみずきさんや松波さんからしたら悠長に見えたと思うのでスミマセンなんですけど…。

プロジェクトをやっていると、開催までに何が必要で、これは誰がいつまでにやるべきで、っていう洗い出しと振り分けがすごい大事なんだな、って思いました。僕は苦手意識があるので、途中から入ってきてザッとやってくれたなやちゃんは本当にすごい。

🎀部署の6人だけで進めていた頃は、たろうの苦手意識もなんとなくわかってはいたし、その部分の役割は私かな?とも思っていたけど、「相談されていないのに手を出すのはな…」とか「自分も別のことで忙しいし」とか変に気を遣ったり理由を作ったりしちゃってた。
でもなんとなく時が過ぎて開催日が近づいていくのは漠然と不安で、そうこう思っていたタイミングのなやちゃんの登場、救世主だったな~。

🍳なやちゃんが運営メンバーに加わってくれた時のモチベーションってどんなものだったの?他部署なのに本当に我が事感をもってやってくれていて、実はすごく気になってた!

🐩ありがとうございます。私の役割は、皆さんの一人一人の想いとこれまでに決まっている事実を客観的に見て、整理して調整することが一番最適だなって思い、そこの使命感はありました。
私がジョインしたタイミングは年末に近かったし、皆さんすごい忙しくて、正直チーム内のコミュニケーションにも余裕がないように見えて。なので、私が潤滑油のような存在でありたいな、っていう想いはありましたね。

⚽お手本のようなコメント!(笑)

🍳潤滑油でしたよ、ホントに!

🐩嬉しいです!あとは、冒頭で話題に出た、各部署有志でやっていたコロナ禍の営業についての情報交換会に私もたろうちゃんと一緒に出ていたんです。当時、一緒にオンライン展示会の構想を話していたので、実現に携わることが出来て嬉しかったですね。

コミュニケーションを円滑にするために

――実際、イベント1~2か月前は、私たちのコミュニケーション結構ギスギスしてたよね…。

🎀なやちゃんが私たちの潤滑油であることを使命に思ってくれていた、って聞けたのは大きいな~。意識して動いてくれたのが、ありがたい。
   
🐩わたしが最初に感じたのは、皆さん話す内容が各論に陥りがちで、「〇〇やらなきゃ!」ばかりを話しているなということでした。忙しさ故に余裕がなかった印象です…。
なので、私に求められているのは「そもそも何でやるんだっけ?」っていう目的の立て直しと意識統一かな?と。
タスクに落とす議論は一回置いて、全員で「そもそも論」を話した方がお客様のためのイベントにできると思ったんです。

👩‍🏫ちょうどいい立場で投げかけてくれたのがありがたかったな。みずきちゃんも似たようなこと言ってたけど、私は今回のプロジェクトはたろうに任せている以上、「なんでやるんだっけ?」とは切り出せなくって…。今更そもそも論に立ち返ってペースを遅らせていいのか、とか、たろうの中に方針があるかもしれないのに立ち入るのはどうか、って思って。でも話が各論になればなるほど、どこかで私が仕切り直したほうがいいかもしれないって悩んでた。そこをなやちゃんが切り込んでくれたのは大きかったな~。

🐩他事業部の意見って、ハッとすることが多いですよね。自部署だけで煮詰まって「分からん!」ってなった時は、外の世界に助けを求めた方がいいんだなって、私も勉強になりました!

🎀部署が違うと、やっぱりカルチャーとか考え方、物事の進め方は違った?

🐩そうですね。繰り返しになりますが、私が普段いる部署では「これ何でやるんだっけ?」っていう目的意識のすり合わせをよくします。皆さんの部署ではその会話が少ないことに、文化の違いを感じましたね。

🎀なるほどなぁ。私たち、自称優しい人の集まりだから(笑)、すぐ「それいいね!やりたいなら手伝うよ!」って言い合うけど、やっぱりそういうコミュニケーションだと「なぜ?」に立ち返らないからタスク起点の話になりがちかもしれない。今回は「この日にイベントを開催する」っていう明確な納期があったから尚更、そもそもの部分を話し合うって難しかったのかも。

私たち部署異動が頻繁なネクスウェイにはかなり珍しく、丸3年まったく同じ顔触れで仕事してるしね。普段感じることはないけど、お互いの仕事の癖とか考え方をわかってるつもりになって、ちゃんと突っ込めないっていう弊害ももしかしたらあったのかな。

⚽本当は僕がリーダーとして、「何でやるんだろう?」をみんなに考えてもらって、我が事感を持ってもらえる働きかけができたらよかったんですけどね…。

🐩たろうちゃんがリーダーとして舵をとっていく上で悩んでいたのは「メンバーにどう目的意識を持ってもらうか」が大きかったの?

⚽そうだね。「なんでやるのか」「なぜオンライン展示会なのか」「オンライン展示会というものを、どうしてネクスウェイがやるのか」こういうことは、実は自分の中ではすごい考えていたので、そこをみんなに波及できなかったのが、個人的にはまだまだだなと。僕自身が、よく考えて腹落ちしないと動き出せないタイプだから尚更、みんなにも目的とか意義とかを考えてもらう働きかけができたらよかった

でもそう思う一方で、全員が100%納得してできる仕事なんてあるのか?と考えると、ベースは納得し合いつつも、あえてタスクとしてやってもらう事が必要となる場面もあるな、って気付いたんですよね。

👩‍🏫🍳🐩なるほど…

⚽だからそれは学びだったし、運営メンバーが納得するよりもお客様の実利に結びつけることが最重要だと僕は思っていたので、あえてメンバーに対しては目を瞑っていたこともあります、ごめんなさい(笑)。

「お客様とパートナー企業とが繋がるきっかけをつくる。」「きちんとお客様に価値を還元する。」っていうことは最初に掲げたので、ここだけはぜったいにぶらしたくないと思っていて。だからみんなの納得感について僕は何もフォローできてなかったと反省してます。もう少しバランスよく進めたかったな~とは思ってますよ。

みんなそれぞれの目的意識と納得感

――でも仕事のエンジンって実はみんな違うかもよ?

🎀意外と、皆がたろうみたいに納得しなきゃ動けない、ってわけじゃないと思うよ?
オーナーは確かに「この企画に納得するまでは自信が無くて、出展企業様と勧誘したいお客様、どちらにもうまく自分の言葉で伝えられなかった」って言ってたから、納得感も大事にしてたと思う。

でも例えばまっきーさんは「たろうちゃんが頑張ってるから」できることはやろう!っていう支えたい!ってモチベーションがあったように見えたし、ちひろちゃんは「目的や意義を自分で考えて」って言われるよりも、タスクとしてやってほしいことを明確に伝えてもらった方がうれしいタイプかもしれない。
私はお客様の立場になって物事を考えるのが好きだから、「お客様の目線で必要な事を考えてください」と指示してくれてからはいろんな案が出せたと思うんだよね。

⚽それは今回すっごい思ったなあ。みんなそれぞれ、モチベーションが違うんですよね。

🎀だから、「みんなにも目的を考えてもらう働きかけをもっとしたかった」って言ってたけど、それよりも、個々人それぞれに合うモチベーションのあげ方を考えてアシストしてくれる役割をリーダーとして務めてくれたら、みんながもっと自発的に動き出していたかも?とも思ったよ!

リーダーがメンバーのことを一番に考えてくれていたら、あとはメンバーが勝手に「お客様とパートナー企業とが繋がるきっかけをつくる。」「きちんとお客様に価値を還元する。」っていう最初の目的に実直に動けたんじゃないかな。そういう関係性に今後なれたら面白いよね。

🍳🐤👔たしかに!

⚽そうっすね。僕今まで、仕事をお願いするときは目的から全て伝えないとやる気を出してもらえないとか、相手にとってもちゃんと良いことがあるって分かってもらえないと「ただ丸投げされた」と思われて気分を害しちゃうんじゃないかって思ってたんですよ。 

でも意外と、「お願いします。」だけで、走りだしてくれる人もいるし、  自分なりに目的意識を見つけてくれる人もいる。
僕と違うエンジンで動く人たちがたくさんいるんだっていう学びがありました。プロジェクトってメンバーそれぞれをちゃんと理解するところから始まるんだな、っていうのはすごい思ったかな。

🍳たろうちゃん、次はきっともっと良いリーダーになれるよ!

次回開催、乞うご期待!?

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(▲当日の様子!バタバタでこれしか写真が残っていませんでした…。
  ※感染症対策と換気をしっかり行っております)

様々な思いが垣間見えた振り返りでしたが、ネクスウェイ史上初のオンライン展示会を開催できたことは運営メンバーにとっても会社全体にとっても大きな財産となりました。

初めての開催で、こんなにもたくさんの協力会社さんに出展いただいて、たくさんのお客様にご来場いただけたことは私たちも自信になりましたし、「新たな新規獲得の方法が見つかりました!」などの嬉しいお声をいただけたことは大きな励みになりました。

今後、「FAX・郵送DMといえばネクスウェイ」から「営業活動で何か困った時にはネクスウェイ」と思っていただけるよう、より広くユーザーの皆さんにお役立ちしていきたいと思っています。

こんな催しがあったらうれしいな、こんな質問こたえてくれるかな?というご意見や期待のお声がありましたら、今後も引き続きお気軽にお問い合わせくださいね!

最後までお読みいただきありがとうございました!

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