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ゲーム障害は病気なのか?

上の子がゲーム障害と診断されて早幾年…
定期的な診察は受けてるけど、学校から帰ってきてから寝るまでずっとパソコンでゲームをしている。

テスト期間だろうが勉強はしない。

びっくりするくらい勉強をしない。

主治医からは『本当に勉強が嫌いという子はいるので、その場合どんなに手を尽くしても勉強をさせることはできません。とにかくお母さんが”勉強しろ”というのはやめた方がいいと思います。』と言われたが、

放っておいても一ミリも勉強しない!!!!!!

お前、マジかよ…


ゲームを辞めさせようとか、課金を食い止めようとか、勉強とゲームをバランスよくしてもらおうとか、ゲーム以外のことに興味を持ってもらおうとか、、私なりにいろいろとやってきたが、全てが水の泡のように手応えがなく消えていった。。
というか、私が頑張れば頑張るほど子どものゲーム依存が増していくようなジレンマがあった。もう本当に虚しい。

スマホゲームで20万近く課金された時も衝撃だったが、金額以上に何を言っても子どもの心になにも届いていないアノ感じが、本当に私の気を滅入らせる。

もう頑張るのにも疲れ果て、怒ることやゲームについて考えるのすら放棄したくなっていたところ、たまたま書店でゲーム障害についての本を見つけた。

読んでみると、耳が痛いを通り越して脳がパニックになるほどの衝撃を受けた。

ゲームのことが問題になるとき、ほとんどの場合は、抑うつや社交不安といった他の精神疾患がみられたり、背景にいわゆる発達障害(自閉スペクトラム症や注意欠如多動症、限局性学習障害など)の問題があったり、不登校や引きこもり、家族との衝突の繰り返しといった状態があったりします。ゲームの問題よりも対応の優先順位の高い課題があることがとても多いのです。

「ゲーム障害再考」児童専門医の考えるゲーム障害臨床 吉川 徹

私にも心当たりがあることが書かれてあった。本書が指摘するように、うちの子にも発達障害の問題があり、診断される前など対応を間違えたことが多々あった。

私の反省点

  • 発達障害診断前、約束が守れないという理由でゲーム機を取り上げたことがあった。(無断で課金したので本体を破壊した)

  • ”本人のため”という名目で、勉強を強いたことがあった。

  • 約束が守れないのでゲームを辞めさせようとしていた。

  • 私が一方的にゲームのルールを決めて、守らせようとしていた。

  • ゲーム依存は病気だと思い、”治そう”と必死になっていた。

振り返ると、禁忌を犯すオンパレードではないですか…
泣きたくなる、、子どもにも申し訳ないし、時間を巻き戻して自分に説教してやりたい。

あの頃の私は、発達障害のこともゲーム障害のことも何もわかっていなかった。ただ、自分の理想を子どもに押し付けて「どうして思い通りにいかないのか!」と憤っているだけだった。

『ゲーム障害再考』を読み、今までの自分の不甲斐なさに打ちのめされながらこれからどうするべきかを考えている。

ショックが大きいせいか、まだ頭の中が整理できてないのが現状である。

でも今のタイミングでこの本に出会えたことは幸運なのかもしれない。少しずつ、自分のできることをしていこう。

本音を言うと、やっぱり勉強はしてほいしけど、自分の願望は自分の中だけに納めておこう。


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