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【活動報告とこれから】2021年度NCLインターン生

みなさん、こんにちは。
Next Commons Lab(以下、NCL)インターン生の鈴木です。

今回は、2021年度NCLインターン生3名からの活動報告&卒業後の進路報告記事を皆様にお届けします!

2021年の5月頃から約10か月間、3名がインターン生としてNCLに参加してきました。しかし春からそれぞれ新天地で活動するため、3月をもってNCLを卒業することになりました。

そこで今回の卒業に伴い、インターン生がこれまでどんな活動をしてきたのか、これからどんな道へ進むのかなど、「インターン生の活動報告とこれから」を皆様にお届けできればと思います。
是非最後までご覧ください!

#1 鈴木駿

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名前:鈴木駿(すずき しゅん)
大学:立命館大学 産業社会学部(2022年卒業)
活動内容:
・SANJO PUBLISHINGスタッフへのインタビュー記事「地方の本屋で働きながらファーストキャリアについて考えてみた」の取材・編集(三条)
NETWORK NEWSの編集(NCL)
卒業後の進路:編集系の会社にてイベントや冊子の企画、編集職

-NCLインターンへの参加理由

自分のキャリア形成とポスト資本主義社会づくりとの関係を模索するために参加しました。現行の資本主義社会に疑問を抱きつつも、どうファーストキャリアを選択すればいいのか分からなかったため、ポスト資本主義を掲げるNCLに何かヒントがあると思い、半ば冒険的に応募しました。

-インターン中の活動内容

「SANJO PUBLISHING」のスタッフ3名と三条市内コミュニティ拠点「日吉舎」の運営・管理人の1名、計4名にこれまでのキャリアについて取材・編集し、noteにて記事を公開しました。

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スタッフの人柄を紹介することは、地方の本屋さんにおいてお客さんとの距離を縮め、コミュニケーション促進のきっかけに繋がると思いインタビュー記事を制作しました。また、自分自身のキャリア形成の参考のために「キャリア」を切り口に取材し、同じくキャリア形成に悩む読者にも届く内容にしました。

-インターンを通しての学びとこれから活かしたいこと

目の前の課題を前にした時の自分の無力さを痛感しました。しかし、そこで感じているモヤモヤを口に出したり、相手に伝えることで広がりや突破口が見つかることがありました。悩みやアイデアなど普段口にしない些細なことも口に出してアクションすればもっと結果は広がりを見せてくれると学びました。これからは若者ならではの特権を使って物怖じせず、どんどんオープンになれるよう心掛けていきたいです!

-NCLインターンに興味ある学生へのメッセージ

NCLには様々なバックグラウンドを持つ方が集まっています。NCLに興味のある学生にとって、同じような問題意識を持っている先輩が多くいると思います。マニュアル的ではない道を切り開いている魅力的な先輩たちと仕事や交流できる機会を探している方はぜひ挑戦してみて下さい!

先輩からのコメント(NCL三条 米山さん)
 「地域おこし協力隊」として4月に現地着任したばかりで活動基盤も怪しい自分が、彼らの大事な時間を一緒に過ごさせて貰いました。自分から見た彼らの活動は、事前の提出物も成果発表も全てが全力でした。三条という町は「職人の町」であり「社長の多い町」です。来るものは拒まず、去る者は追わず。「キミには何が出来るのか?」「何がしたいのか?」そんな問いを、若かろうが何だろうがしてくれる大人ばかりの町で活動していた彼らは、あの瞬間、きっと僕らより町に受け入れられていた様に見えました。
きっと納得できていなかったり、思っていた事と全然違ったりとか、振り返れば色々な思いもあると思うけれど、そんな彼らに負けない様に自分も「まちを編集していきたい」と改めて強く思っています。この場を借りて、改めてお疲れ様でした。そして本当にありがとう。

#2 須永野乃

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名前:須永野乃(すなが のの) 
大学:拓殖大学 国際学部(2022年卒業)
活動内容:
本を起点とした奨学プログラムの設計(三条)
・コミュニケーション活性&営業事務(Sustainable Innovation Lab
卒業後の進路:ふるさと納税業務に関わる会社での開発・広報職(高知県)

-NCLインターンへの参加理由

ローカルベンチャー事業をされているNCLのインターンに参加し、就活をする前に地方との関わり方を探りたかったので応募してみました。元々は、大学の研究室のまちづくり活動を通して、地方の人やモノの魅力を知り、より届くべき人に届いて欲しいという気持ちと、自分もそんな地域の中で生活したい気持ちがあったので。

-インターン中の活動内容

三条市特化型/学生支援奨学制度「VOOKS奨学プログラム」の設計、提案を行いました。

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本を入口に自分の関心分野を発見し、地域の企業へのインターンへ繋げる機会と、同じ学生とのコミュニティ作りができる機会が必要だと考えました。就職をゴールとした奨学プログラムではなく、現行の教育や自分の将来を考えるような、多様な価値感と出会うためのプログラムになるよう設計・提案しました。

-インターンを通しての学びとこれから活かしたいこと

将来の選択肢や地域に関わるということに対して門戸が広く開かれたように感じています。NCLには、多種多様な経験をお持ち方が集まっているので、知りたいと思ったことについてはもちろんですが、常に様々な情報や考えに触れることができる機会が多々ありました。4月からは、自分なりにこの期間に決めた地域との関わり方に沿った就職先で奮闘することになりました。

また、インターン生としてではなく、主語を自分として意見が求められることが多かった点については、最初は言葉が出ず悔しく思うことがありましたが、鍛えられ、自分と向き合え、いい経験となっています。    

-NCLインターンに興味ある学生へのメッセージ

自分なりの問いを持って参加すれば、それに対して様々なヒントや答えに近づけるのがNCLの場の良さなのではないかなと思います。今、自分の中に問いがありそれに向き合いたい人、そしてそれに対し多様な価値に触れながら自分なりの答えを見つけたい人はぜひインターンへ応募してみてください。

先輩からのコメント(SIL 瀧口さん)
もはや守護神・須永ちゃん、本当にお世話になりました。100年後も地球と生きるという抽象度の高い問いに向かう「Sustainable Innovation Lab」という立ち上げフェーズのプロジェクトで、一緒に仕組みを整えながら、多動で個人主義の気ままなメンバーの下支えとトラブルシューティングを一緒に担ってくださいました。須永ちゃんの機転に何度助けられたことか分かりません。気付いていないかもしれませんが、いつの間にかとんでもないカオス耐性が身についているはずです。まだ見ぬ世界を想像する感受性と、不確実性を突き進むしなやかさを持ち合わせた須永ちゃん、あなたは無敵です。これからも末長くよろしくお願いします。

#3 税所飛駆

税所さん宣材

名前:税所飛駆(さいしょ あすく)
大学:武蔵野美術大学 造形学部(2021年卒)
活動内容:SANJO PUBLISHINGの3階インテリアの提案
卒業後の進路:酪農家として牛のお世話(北海道)

-NCLインターンへの参加理由
代表の林さんのネット番組出演を見てNCLに興味を持ち参加しました。番組内で都市と人間らしさについてお話しされていて、アンコントローラブルなものに遭遇できる可能性が低い都市に違和感を感じているとおっしゃっていました。大学で建築を学ぶ中で、林さんと近しい感覚を抱いていたので、インターンに参加してみようと思いました。

-インターン中の活動内容
NCL三条拠点の『まちを編集する本屋さん「SANJO PUBLISHING」(以下、SANJO PUBLISHING)』の3階インテリアの提案をしました。

税所さん成果

物置となっていたSANJO PUBLISHINGの3階を編集室として活用する計画があり、そのインテリアの提案を行いました。どういった場所になり、どういった使われ方が出来たら良いかを、模型や図面を用いて考え、発表しました。

-インターンを通しての学びとこれから活かしたいこと

抽象的な理想を、現実社会で実装していくことの難しさを学びました。インターンの中で、NCLの掲げるポスト資本主義と、現場での仕事がどう繋がるのかがわからない瞬間がたくさんありました。その瞬間を見逃さずに、今自分が取り組んでいることが将来どういう意味を持つのか、しっかり悩むことが大切だと感じました。

-NCLインターンに興味ある学生へのメッセージ

インターンに参加するというよりは、コミュニティーに参加するような感覚でした。その中で、面白い大人の方にたくさん出会い、お話を聞く度に、人生の選択肢はとても幅広いということを実感しました。
NCLのインターンは多様な生き方に触れることができ、自分なりの生き方を模索することが出来る機会になると思います。

先輩からのコメント(NCL 小川さん)
建築を学んだ後、ひょんなことからNCLの門を叩いてくれた税所さん。
正直第一印象には線の細さや繊細さを感じていて、丁寧なサポートが必要かな、なんて思っていました。しかしインターンとして関わりを持つと、人の意見に耳を傾け学んでいく謙虚さや真面目さ、一方で自分の意見もきちんと持っているバランス感の良さ、そして意志の強さを感じます。インターン卒業後は、なぜか北海道で酪農家になるという未来を選択。
蓋を開ければ、一番のぶっ飛びインターン生でしたね。一見ふわっとしていますが、中身はハードコアな税所さん。
雪にも凍結路面にも寒さに負けず、新天地でも意外性を発揮しまくること期待しています!

最後までお読みいただきありがとうございました。
いかがだったでしょうか?

今回は3月の卒業に合わせて、2021年度NCLインターン生3名のこれまで・これからの活動を簡単にですが紹介させていただきました。NCLのインターンがどういうものか、どんな人が参加していたのか皆様に届いていれば幸いです!

私たちインターン生は、卒業はしてしまいますが、NCLでの経験を背負い春からそれぞれ新たな場所で活躍して参ります。またどこかで皆さんのお目にかかれることがあるかもしれませんが、これからの活躍にどうぞご期待くださいませ!

そして引き続きNCLのことを、どうぞよろしくお願い致します!

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【インターン生からのお知らせ】

NCLはインターン生を募集しているそうです。

・NCLのインターンに興味がある人
・この記事を読んで興味が湧いた人
・NCLメンバーや私たちインターン生に近しいものを感じる人(笑)

がいらっしゃいましたら是非ぜひ一度ご連絡してみてはいかがでしょうか?
ご応募お待ちしております!

編集後記
三者三様、個性も興味も違う3名のインターン生がNCLに集まり、それぞれが目の前の課題に対しできることを探し、進むべき道を模索した10か月でした。短い時間ではあったものの、サポートしてくださるNCLの先輩方との時間は濃密で贅沢な時間だったように思います。私たちインターン生はもちろん、NCLメンバー双方にとって実りのある時間になっていれば幸いです。

改めて、10か月間大変お世話になりました。
ありがとうございました!(2021年度インターン生一同より)

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