『保育士バンクさん』をつくろう〜サービスの人格を考えてみた話〜
こんにちは!保育士さん向けの転職サイト「保育士バンク!」のデザインを担当しているデザイナーのたけです。
今回は、「サービスの人格」の感覚を掴むために、勝手に保育士バンク!のサービス人格を考えた!という話をします。
きっかけ
だいぶ前のことですが、10/24のDesignCrossに参加した時に、ピースオブケイク社のデザイナー小谷さんが登壇されていました。その時に聞いたnoteのブランディングに関するお話がきっかけで、「サービスを人格として捉える」という考え方を知りました。
そのお話を聞いて、「サービス人格を考えてみたい!!」と思いました。
理由は次の2つです。
そこで、一旦「サービスを人間として考えてみる」という感覚を掴む目的で、まずはデザインチーム内でサービスの人格を考えてみる、ということを行いました。
まずは個人で考えてみる
まずは「サービス人格とは」「他社事例でどういうものがあるのか」等々を一通り共有しました。その上で、「保育士バンクを人間に例えた『保育士バンクさん』ってどんな人であるべきか?」を、デザインチームのメンバーに考えていただきました。
...といきなり言われても、「ものを擬人化して捉える」ことに慣れていない場合、どこから考えればいいのか分からなくなってしまうのでは、と考えました。
今回は初回だったため、「こういう項目を軸に考えてみてください」という意図で、次のような項目を用意しました。
みんなでイメージを共有する
一週間後、デザインチームのメンバー一人一人に、それぞれが思う保育士バンクさんを語っていただきました。
ワークショップ実施前は、サービスを擬人化するのは人によってはすごく難しいのでは?と心配でヒヤヒヤしていました。ですが始まってみると、そんな心配もどこ吹く風とばかりに、個性豊かな保育士バンクさんの行動や性格がどしどし出てきます。
反省点としては、「理想の保育士バンクさんを考えてください」というお題ではあったのですが、理想と現状が混ざっているような意見がちらほらあったことです。これに関しては、ちょっと自分が周知不足だったなぁと反省しました。
ですが、現状の保育士バンクさんに関する意見が出てきたことで、「今あるいいところ」にも改めて目を向けることができたため、これはこれでよかったかもと思っています。
実際に保育士バンクさんを考えてみる
出てきた意見をまとめてみると、ぱっと見ばらばらに見えていた意見の中に、ある程度共通する軸が見えてきました。
デザインチームメンバーの意見を聞いて、保育士バンクさんはこうあってほしい!(非公式)というのを考えてみました。
サービス人格を考えてみて
私は「ブランディング」という言葉に対して、知らないうちに苦手意識を抱いてしまっていたことに気づきました。その原因は、「サービスをサービスとしてしか見ていなかったから」ではないかと思っています。
「サービス人格」という考え方を知り、モノを人間として考えてあげればいいのだということに気づきました。
こうすることで、「このプロダクト・サービスが、ユーザーにとってどういう存在であるべきのか」「ユーザーが困った時どういう対応をするのが理想的なのか」が、格段に想像しやすくなったように思います。
実際のデザインへの応用
例えばエラーメッセージなど、「サービスがユーザーに語りかける」場面の文言を考える時に、サービス人格の考え方を把握しておくだけでも、言葉の選び方やユーザーとの距離感が変わってくると思います。
今回考えたのはあくまで試験的に作ったサービス人格ではあるのですが、いったんはサービス内の人格統合を徐々に徐々に進めていきたいな、と思っています。
おわりに
ネクストビートでは毎週木曜20時〜恵比寿にて交流会をやってます。
もし「実はうちのサービスにはこんな人格が設定されてます!」というサービス人格ストーリーがあれば、ぜひNEXTBEAT HUBにてお話聞かせてください。
予約はこちらから
過去の様子はこちらの記事をご覧ください↓
最後までお読みいただきありがとうございました。それでは!
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