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自前の板で変わったスキーライフ



1.はじめに

「春の連続投稿チャレンジ」という企画がnoteにあるようなので、指定のお題で投稿してみます。今回のお題は ”新生活をたのしく

社会人歴30年になろうとする私が、「新生活って何よ?」と思わないこともないです。”新”生活…あたらしい何か、生活を彩る新しいもの…と考えて思いついたのがスキーでした。

スキーとの出会いは別の投稿でしたいと思います。ここで書かせてもらいたいのは、”自前の板を購入したことで新しくなった生活について” です。
"生活=スキーライフ" とご理解下さい。

2.スキー板の購入

昨年(2023年)6月に地元(静岡県内)でスキー・スノーボードフェスタという催しがあり、妻と行って来ました。目的はスキーの板とストックを購入することでした。
スキーのブーツだけはその前のシーズンに購入していたので、それに合う自前の板が欲しかったのです。とにかくスキーに関する知識がなかったので、メーカーのブースで色々教えてもらい、お勧めのものを購入すればいいや、というくらい安易な気持ちでした。一応、自分達のスキーブーツについて聞かれたらすぐに答えられるよう、自分のと妻のとブーツのメーカー名をスマホに撮影しておきました。その時に初めて、妻のブーツのメーカーがロシニョールであることを知りました。ちなみに私のブーツはHEADです。

妻のスキーブーツ(足首側)

フェアの会場に入ってすぐの所にロシニョールのブースがありました。迷わずそこに行き、「初心者なんですが、スキーの板を探しているんです」と声をかけさせてもらいました。男性の担当の方が明るく接して下さり、スキー板の仕組みやカーブできる理由など、色々なことを教えて下さいました。
そして、ロシニョールの板は軽くて操作がしやすいことを教えて下さり、私に勧めて下さったのが、SUPER VIRAGE Ⅶ TECHでした。
雪のない静岡でのフェア会場では試乗もできないですし、できたとしても板の違いなどわからない素人ですので、担当の方が勧めるままに購入を決めました。「HEADとか、他のところも見なくていいの?」と妻に耳打ちされましたが、比べてもわからないし、デザインが格好良いからこれでいいよと返答しました。唯一、初心者だとスピードが出過ぎて暴走しやすいことはないかだけ確認しましたが、そういうことはないとのお返事でした。

実は、自前のスケート靴も持っているのですが、アイススケートの場合は背伸びして上級者用を買ったりすると、自分の技量とブレードの性能とのギャップで大変な目に遭うことがあるのです。なので、この板が自分には分不相応なシロモノでないかが心配だったのですが、そんなことはないという説明を信じることにしました。
妻もNOVA 6という板を選んでもらいました。黒を基調としながらも細かいゴールドのラインが幾つも入った、シックなデザインです。レコードのジャケット買いじゃないですが、見た目でしか違いがわからないのが初心者の悲しさです。

3.購入した板の引き取り

購入を決めた板は、シーズンが始まるまではショップで保管してもらって、11月に引き取りに行きました。スキーブーツも持っていき、ビンディングを合わせてもらいました。
その時にアドバイスされたのが、12月中旬までは新品の板はおろさない方が良いということでした。人工造雪機(アイスクラッシャー)のゲレンデは板を痛めやすいし、ゲレンデ幅が狭いと周囲の砂などが雪に混ざって、やはり板には良くないとのことです。12月中旬に入って気温が下がれば、人工降雪機(スノーマシン)でゲレンデを作るようになり、雪質も良くなるのでそれを待った方が良いと教えてもらいました。
それなので、11月はレンタルの板で練習を重ねて、自前のは家で留守番をしてもらっていました。

防錆のため、使用するまでは梱包を解かないようにとアドバイスされました

その間、新しい板のために色々と勉強しました。

4.メンテナンス道具の購入

まず、スキー後のメンテナンスの仕方をショップの方に教えてもらい、ガリウムの簡易ワックスのセットを購入しました(上写真の右下に置いてあるビニールケースのもの)。動画で汚れの取り方やコルクやブラシの使い方も勉強しました。そして、ワックススタンドも購入して、玄関でメンテナンスできるようにしました。

折り畳み式なので、収納も楽です

もっと経験を積んだら、ホットワックスにも挑戦してみたいです。

5.用具運搬用のリュックの購入

それまでは、スキーブーツはショップの手提げ袋に入れてましたが、板とストックを持つと両手が塞がるので、リュックで背負うことにしました。ネットショッピングのサイトで具合の良いものがあり、色違いで購入しました。
ブーツだけでなく、ヘルメットやグローブ、ゴーグルも入るので重宝してます。

上のバスタオルと毛布は板を車に載せる時に使ってます

6.自前の板で滑っての感想

そんな感じで着々と準備を進め、12月に入って初めて自前の板とストックで滑った時の嬉しさはひとしおでした。色々な人たちから言われていましたが、レンタルの板に比べてエッジがしっかり効いてくれるので、安心して斜面を滑ることができ、楽にターンができました。また、ロシニョールのブースで言われたとおり、取り回しがしやすいので、小気味良くスキーの向きを変えることができ、ハンドリングの良いクルマを運転しているのに似ているなと感じました。とにかく、楽しかったです。

一日滑った後は、必ず手入れをしました。最寄りのゲレンデのスノーパーク イエティから自宅まで高速道路を使っても2時間はかかるのですが、家に着いたら先ず板を拭いて、エッジに錆が浮いてないかをチェックし、浮いていたら消しゴムのようなラストリムーバーで錆を落とし、上述のセットで汚れ落としとワックスかけをして、エッジに錆び止めを塗るようにしました。
結構な作業ですが、次のスキーの時に滑りやすくなっているのを感じてからは、この作業も楽しくなりました。

今シーズンに購入したスキー関係の物品をもう一つ記します。

7.スキーケースの購入

スキーを始めたきっかけが、北海道のトマムで滑りたいという思いだったので、どうしても自分達の板でトマムの雪を味わいたいと思ってました。
そこで問題になったのは運搬方法です。

発送前

ショップの方にも色々聞いて、ネットの体験記も読んで、結局選択したのが宅急便でホテルに送るという方法でした。そのためにオールインワンタイプのスキーケースを購入して、クッション代わりに衣類を中に詰めて発送しました。今年(2024年)の2月と3月にヤマト運輸のスキー宅急便を使いましたが、特にトラブルもなく快適に楽しむことができました。

到着後 トマムのホテルにて

写真にあるスキー板の滑走面を保護するカバーは、別途購入しました。それを付けてもスキーケースにちゃんと収納できたので、より安心して発送できました。それと、このケースにはマジックテープの帯が付属でついていて、それでビンディングを下げた状態で固定するようになっています。このビンディングストッパーの帯は、メンテナンス台に板を乗せて汚れを取ったりワックスをかける時に、ビンディングが邪魔しないようにする時にも便利です。

おかげで、トマムでも思いっきり滑ることができました。まだ経験が浅くとても上手には滑れませんが、少しずつ中級のバーンにも挑戦しています。

8.おわりに

自分達のスキー板の購入をきっかけに、スキーライフが新しい段階に入ったことを、今シーズンに揃えたスキー用品を紹介することでお伝えしたいと思いました。
私達が中年末期 (!?) から始めたスキーに "たのしく" 挑戦していることを理解して頂ければ幸いです。

#新生活をたのしく


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