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全国47都道府県IPOセミナーレポート【第4弾/沖縄県編】

こんにちは!株式会社IR Roboticsの内海です!

あれよあれよという間に2022年も12月ですね。
今年は皆さんにとってどんな年になりましたか?
私はというと、、、noteの更新ができておらず大変反省をしております!!!!!泣
更新がかなり遅くなってしまったのですが、前々回のセミナーレポートをします。

第4回は2021年12月に沖縄県で開催しました。
琉球アスティーダスポーツクラブの早川社長にご登壇いただきました!

スポーツ、食、ビジネスの祭典「アスティーダFES」というイベント内での開催でした。
会場に着くと飲食ブースやセミナーブースがあって、かなり大賑わいの様子。
当会のセミナーにも50名程の方々にお越しいただきました!

アスティーダFESは、2023年2月7日~8日にも開催されるようです!

そんな琉球アスティーダスポーツクラブの上場は、
国内プロスポーツチーム初!!
株式型クラウドファンディングでの資金調達による上場も初!!
という初尽くしの上場でした。
また、2018年2月に創業し、2021年3月に上場という超スピード上場!!

弊社のYouTubeチャンネル【Japan stock Channel】では、早川社長の経歴や創業のきっかけ、今後の展望についてお話いただいています。
こちらをご視聴いただくと、より理解を深めることができると思います!

なぜ上場を目指したのか?

「この業界だから。」
同社の創業時の国内におけるスポーツ業界は、ガバナンスが効いていない、情報公開といったディスクロージャーがない、上場企業がないという状況で、これらの理由からスポーツチームへの投資は後ろ向きな傾向にあったのではと早川社長は推測されています。

スポーツは文化が発展していく中で生まれたエモーショナルな分野であるはずなのにお金の循環がないというころに疑問を持ち、適正なガバナンス、適正な株価が設定される必要があると感じたという早川社長。
歴史に残る「国内プロスポーツ業界初」の上場を自分の手で実現したいという想いから、創業時に上場を目指すことを決めたそうです。

創業時の苦労

創業のきっかけは、卓球の国内プロリーグであるTリーグの立ち上げに伴いプロチームの経営を持ち掛けられたこと。
数千万円あるつもりでいたスポンサー契約がなかったという話はかなりパンチがあります(苦笑)

しかし、スポーツ業界初潜入ということを逆手に様々な常識を覆してきた早川社長は、上場はスポンサー企業に対する信用獲得のためにも必須であったといいます。

また、上場をTOKYO PRO Market(TPM)で目指すということも創業当時から決めていたそうです。
理由は、TPMへの上場は他の本則市場と比べると短い期間で上場できること、中期経営企画やKPI、予実管理等のハードルが低いことといったように、スピード感のある上場が目指せるという点でした。
とはいえ前例のないスポーツ業界からの上場でしたので、苦労も多かったそうです。

何から上場準備を進めたか

まずは審査会社と監査法人の決定から進めました。

選定の決め手は「相性」
共に上場を目指す仲間として、スピード感や熱意の足並みをそろえられるかどうかは非常に重要なポイントだったそうです。
創業後できるだけ社歴が浅い段階から審査会社や監査法人に伴走してもらいながら上場準備を整えていくことで、創業後わずか約3年という短期間で上場を達成しました。

地方企業ならではの課題とは

上場において”東京一極集中”の状況になっている昨今、地方企業のあるあるとして、IPOを経験した上場企業社長が身近にいないことが度々挙がります。

早川社長は知り合いの上場企業経営者に「プロ野球選手になるより上場企業社長になる方が確率的に低い。」と言われたことで、IPO準備が苦しいのは当たり前だと前向きな気持ちを取り戻せたこともあったそうです。
経験者の生の声を聴きアドバイスをもらうことが重要だと改めて感じたエピソードでした。

また、IPO準備を進めるうえで重大な要素が人材です。
早川社長は敢えてスポーツ業界にいてIPO未経験の人材で固めたそうです。
事業をしっかり理解して一緒に走れることが絶対条件でした。

上場準備中のあれこれ

前述の通り、株式投資型クラウドファンディングによる資金調達で初めての上場であったことや、別軸で営まれている飲食事業においても様々なクリティカルな論点を教えていただきました!
資本政策やKPI、予実など、上場準備中の裏話をぶっちゃけていただけましたが、ここでは残念ながら内緒にします。

最後に

上場したことで数ある地方企業と差別化を図ることができるだけでなく、視野も広がり世界も変わったとおっしゃっていました。

今回、セミナーの端々で”ユニーク”という表現が頻出しました。
前例がない中でIPOを見事やり遂げ、国内プロスポーツ界の新たな時代の先駆者となった早川社長らしいキーワードです。

また、上場後も更なる成長を追い求め続ける早川社長が経営をする中で大切にしてきたことは「志」「夢」「継続」の3つとお話いただきました。
プライベートでは最もハードな競技の一つとして挙げられる”鉄人レース”ことトライアスロンにも取り組まれているというのもなんだか納得です。

さて、「全国47都道府県IPOセミナーツアー」第5回は熊本県での開催でした!
2015年8月に東証マザーズに上場されたLibWork 瀬口社長(東証GRT1431)にご登壇いただきました。
レポートは近日公開予定です!

最後までお読みいただきありがとうございました。
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