「内輪ノリ」が苦手
この記事をご覧いただきましてありがとうございます。
今回もエッセイ的なものを。
私が時折感じることをサクッと書きたいと思います。
ネガティブな内容ですが、少しだけお付き合いください。
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題名にもある通り、いわゆる「内輪ノリ」が苦手です。
「内輪ノリ」という言葉に明確な意味や定義はないようですが、この記事では私が思う”身内や仲間だけに分かる話題やノリで盛り上がること”とします。
とはいえ「内輪ノリ」自体が苦手なのではなく、「内輪ノリ」の状況が苦手といいますか、好きではないのです。
例えば、今ざっと思いつくのは⇩⇩
などなど。
これ、私かなり性格悪いですね(笑)
要するに、こういった一部だけが盛り上がって他人を寄せ付けない雰囲気のようなものが、外側から見ていてどうもいい気がしません。
誤解を軽減するために言うと、上記を完全に拒絶するわけではなく、限度が過ぎる状況に対してはいい気がしないだけです。
例えば、上記3つ目の飲食店の場合、節度と距離感をわきまえた常連さんであれば全然大丈夫なのですが、店員にちょっかいを出しに群れている若者などは見ていて不快に感じます。
とはいえ、上記の状況に出食わしても何も思わないこともありますし、癇に障る(かんにさわる)線引きは自分でもよく分かっていません。
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ただ、内輪ノリ自体は全く否定しません。もちろん私だって仲間と話したり時にふざけあったりするのは楽しいです。
しかし、イベントのコンセプトや発信の意図なども当然あるかと思いますが、自分たちが楽しいから周りもきっと楽しいだろうというのは少し違うような気がしています。
これには自分の性格も影響しているのかもしれません。周りに人がいる状況の中で、自分だけが楽しければいいという考え方が許せないのです。
私もこれまでに何度もイベントの主催者側を経験したことがありましたが、開催中は常に「お客さんは楽しめているのかな」「期待に応えられているかな」などを考えていました。
今振り返ればちょっと考えすぎでしたが、自分自身がそういう思考だからこそ、度の超えた「内輪ノリ」を拒絶してしまいます。
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一方で、この思いはきっと、羨ましさの裏返しなのかなと感じています。
特に子供の頃は、友達や仲間が集まって盛り上がっている様子をみていると、そういう雰囲気が羨ましいと思っていました。
人見知りで引っ込み思案な性格なこともあって、そういう輪の中に自分から入り込めるわけでもなく、そのままウジウジしているか声をかけてもらって輪の中に入るかのどちらかでした。
大人になってからは子供の時のような劣等感を感じることはなくなりましたし、状況次第では社交辞令的に自分から輪の中に入れるようにもなりました。
しかし、みんながみんな自分から輪の中に入りにいくような積極的な性格ではないですし、むしろ逆に自分が消極的な性格だったことや過去の経験から、一部だけではなくみんなが平等に参加できるような環境を望むようになりました。
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もちろん世の中には自分とは逆に、ワイワイと楽しく盛り上がっている雰囲気が好きな方もいると思います。むしろ、普通はそういう人のほうが多いのかな?
例えば、ユーチューバーのチャンネルやバラエティ番組の内容なんかは完全に内輪ノリです。
当然私も観るのは好きですし、好きな人が好きなものをそれぞれ自由に観ればいいと思います。
それでも、再生数やチャンネル登録数が多かったり視聴率がいい番組というのは、そんな「内輪ノリ」の内容でも視聴者を置き去りにしていないからこそなのかなと解釈します。
先ほども申したように、「内輪ノリ」自体は私も嫌いじゃないですし、もしかしたらそんな私のことを今の自分と同じように煙たがっていた人もいたかもしれません。
自分たちが楽しみつつ、その楽しさを周りも感じとってくれて一緒に楽しんでくれるのが一番の理想なのでしょうが、きっとその塩梅が難しいのでしょうね。
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自分の将来の夢であるカフェ開業についても、自分が望む空間や雰囲気づくりを目指していきたいのですが、特に思っているのが、常連の方を作りつつも新規の方が気軽に入りやすい雰囲気を作りたいということです。
また、現在はコーヒーやハーブティーを提供できるよう経験・勉強を重ねていますが、例えばお店でお客さまに提供する際にはなるべく専門用語を使わずに分かりやすい言葉で説明できるように心がけたいです。
一部の人だけに理解できるような、分かる人にだけ分かればいいという状況に決してならないよう、どういう環境を築き上げればいいのかを将来に向けて今からしっかり考えていきたいです。
自分が将来作り上げたいと思っている空間が、身内や仲間内だけで盛り上がってしまうことがないよう、常連さんもご新規さんも誰でも平等に楽しんでいただける雰囲気づくりを目指していきます。
とまぁ散々書いていきましたが、自分が「内輪ノリ」が苦手だからこそ、みんな等しく誰でも平等にという考えができるのかなと、ポジティブに捉えようと思います。
ps.一部例外として、分かる人には分かればいい「地下芸人」のお笑いは大好きです。
最後に、往年のお笑いコンビ「とんねるず」が番組のスタッフと結成したという内輪ノリ全開でも一世を風靡した、私が今でも好きで聴いている音楽グループ「野猿」の楽曲をどうぞ!
乱筆にて
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