「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ 感想

本記事では「『鬼滅の刃』上弦集結、そして刀鍛冶の里へ」(以下本作品)の感想を述べる。当然ながらネタバレもするので本作品未視聴の方はここで引き返すことを推奨する。因みに、本記事は初noteなので、記事の品質に関しては堪忍して頂きたい。また、人に読ませる文章ではなく自己満足な文章になっていることに関してもご容赦頂きたい。

まず、前提として私は鬼滅の刃の原作は未読であり、アニメは竈門炭治郎 立志編・無限列車編・遊郭編を視聴済みである。また、映画に関しては本作品を除き無限列車編のみ視聴済みである。更に、本記事では遊郭編10,11話に関しては軽く述べ、本作品にて初公開となる刀鍛冶の里編1話を主として感想を記述する。これらを踏まえた上で本記事を読んで頂きたく存じる。

以降、感想を述べる。最初に、映画の本編が始まると、いきなり遊郭編10話から始まるかと思いきや、竈門炭治郎 立志編・無限列車編の内容がそれぞれのアニメ版OPをバックにダイジェストで流れた。これは、世間で有名なアニメとはいえ、初見の方々にも内容が分かるようにと制作陣が配慮したのではないかと思う。冨岡義勇が映らなかったのは最近の中の人の不祥事を踏まえた上での判断ではないかと邪推してしまうが。そして、遊郭編9話までの内容も軽く振り返っている。こちらは遊郭編のOPではなく代わりにBGMが流れている。こちらに関しても先程と同様、制作陣の親切心によるものであろう。

次に、遊郭編10,11話が流れる。これらはOPが流れたり各話ごとにスタッフロールが表示されたりしているのを見るに、アニメ版の10,11話を繋げて流しているであろう。これらをアニメとして見たときは映画並の作画だと感心したが、改めて映画のスクリーン越しで見ても映像の躍動感が劣らず際立っており、鬼滅の刃のアニメ制作陣の凄まじさを再確認させられた。

そして、今回の見所である刀鍛冶の里編1話が流れる。まず、上弦の鬼が無限城に集められ、所謂「パワハラ会議」が行われるのだが、カメラワークのせいで酔いそうになる。その上無惨様が何処の位置で説教(?)をしているのか分かりづらい。もしかして無惨様は実験器具から垂らした水滴に反射している上弦の鬼達を見ているのだろうか?次に気になるのが童磨である。彼は遊郭編における妓夫太郎の回想では上弦の陸であったが、今回では上弦の弐となっている。このことから、鬼の階級である上弦・下弦というのは昇級が出来るものなのではないのだろうか?実際、童磨は猗窩座に対して、自分が後から上弦になったのに先に上弦の弐になってしまったから嫉妬しても仕方ないみたいな内容を言っていた(ような気がする)。あと、猗窩座は煉獄杏寿郎と戦っているときはウッキウキだったのに無限城だとめっちゃ静かなのは、メリハリがあるのか選択緘黙なのか、それとも鬼殺隊(煉獄さん限定?)と戦っているときだけ楽しい気分になるのだろうか?いずれにせよ、猗窩座が童磨に対して何かしらが気に食わないであろうというのは推察できる。

その「パワハラ会議」シーンが終わった後に鬼殺隊事後処理部隊、隠(カクシ)である後藤さんが登場するが、ここでは後藤さんが年下かつ自分より身分が上である隊士の炭治郎一行に対して心の中で尊敬している。このシーンを見るに、先程の猗窩座と後藤さんが対比になっているように感じられるが、これは意図的なのか否かを考えてしまう。そして、炭カナはぎゆしのに追随する神カップリングではないかと気付き始めた。炭カナ流行れ。あと、炭治郎が1週間で完治しているのを見ると、鬼殺隊って本当に化け物しかいないんだなあと感じさせられる。(今更ではあるが。)その後に、炭治郎が機能回復訓練をするが、その訓練が完了する前に伊之助と善逸の2人は出発する。このことから、今回の刀鍛冶の里編ではこの2人にメインの物語に関わらないというのが分かるが、もしかしたらそれぞれにアニオリエピソードが用意されているのだろうかと少し考えてしまう。

そして、炭治郎が機能回復訓練完了後に自分の刀の製造(修繕?)目的で刀鍛冶の里に向かう。この里に行く際、隠に目隠しされたり耳栓で耳を塞がれたりした後に複数人の隠によって里に連れて行くというシステムであるという。この隠は定期的に入れ替えられるというが、蝶屋敷~刀鍛冶の里における全ての区間に割り当てられたことがある隠がいると刀鍛冶の里までの道筋を知っているものが出てくるため、おそらく各区間において他区間すら知らない隠が随時配属されるのではないかと考えられる。

そうして遂に着いたのが刀鍛冶の里である。ここで恋柱こと甘露寺蜜璃の入浴シーンやら胸部が開けているシーンやらが出てくる。いや、入浴シーン意外とそんな早くに出てくるんですね・・・。その後に旅館(?)にて休養を取ることになったが、そこで炭治郎は何故か妹と一緒に男湯に入る。もしかして妹の監視を常時してなきゃいけない事情とかあるのか?(もしかしたら性差によって入る場所が区別されてない風呂の可能性も微レ存?)その男湯にて不死川玄弥とも遭遇するが、もしかして彼も今回の刀鍛冶の里編においてキーパーソンとなるのであろうか?あと、竈門炭治郎 立志編でも思ったが、甘露寺蜜璃は非常に可愛く思える。これはキャラデザと言動と声優の相性が非常に噛み合ったことが最大の要因であると考えている。彼女の声優として花澤香菜さんを抜擢した人は相当の有能としかいいようがない。

その後に炭治郎は霞柱こと時透無一郎(以下無一郎)を目撃するが、そこには継国縁壱(以下縁壱)らしき剣士の後ろ姿も見かける。ここからは私の勝手な妄想であるが、ここにいる剣士は縁壱ではなく上弦の壱こと黒死牟なのではないだろうか?また、これもまた勝手な憶測であるが、もしかすると黒死牟は縁壱が鬼になった姿かもしれない。(縁壱の血縁者が鬼になったのかもしれないし、はたまた無惨様が縁壱の模倣を作ろうとして出来たものかもしれない。)

【2023年3月29日追記】
2度目の視聴をして気づいたが、縁壱らしき人物には旭日旗のような耳飾りがあった。このことから、この縁壱らしき人物は本当に縁壱なのかもしれない。というのも、もしもこの人物が黒死牟だとしたら、そのような耳飾りをする理由が見当つかないからだ。(黒死牟が縁壱に擬態している説も否定はできないが。)
【追記ここまで】

そして本編終了後には刀鍛冶の里編のOPが流れており、MAN WITH A MISSIONとmiletの2名(実際には1組と1名)が歌っているが、OPの出来に非常に満足な一方、ここで著名アーティストを贅沢に2名使ってしまって大丈夫なのかと少し不安になる。

総評すると、「めっちゃ面白かった!!!」「今後の展開が気になる!!!」という二言で済んでしまうが、2023年4月より放送開始である刀鍛冶の里編は戦闘シーンの描写のされ方に加えて次々と明かされる謎も見所となるに違いないであろう。

※「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編以降(刀鍛冶の里編も含む)の原作のネタバレになるコメントは送信しないで下さい。


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