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スイスが原子力発電所から半径50キロ圏内の全ての住民500万人にヨウ素剤を配布!

今回の動画はこちらです

スイスの陸軍薬局が、原子力発電所から半径50キロ圏内のすべての家庭、企業、公共機関に、ヨウ素剤を配布したと地元メディアが報じました。もしかして、事故でも起きたのでしょうか? それとも原発施設に対するテロを警戒してのことでしょうか。いづれにしても、穏やかな話題ではありません。

地元メディアによると、45歳以上の人は、ヨウ素剤を服用しないよう注意を呼びかけているそうです。

スイス国内では、今月10月中旬に、12の州にまたがる、合計779の自治体に「ヨウ素剤」が供給されました。

スイス連邦公衆衛生局(FOPH)がメディアに語ったところによると、ヨウ素剤は45歳までの人に特に有効であり、生後2ヶ月の子供を甲状腺がんから守る効果があるということです。

被曝による甲状腺癌のリスクは、年齢とともに急激に減少します。スイス連邦公衆衛生局(FOPH)によると、45歳以上の成人の場合、ヨード錠剤の副作用の可能性の方がより大きくなると注意も促しています。

同時に、「放射性ヨウ素」によって引き起こされる「甲状腺機能亢進症」(バセドウ病)など、重篤な副作用のリスクも、年齢とともに増加する傾向があるので
服用の際には注意が必要です。

スイス連邦公衆衛生局の調査結果によると、スイス人の「ヨウ素剤」に関する知識不足が、データで示されたそうです。
長期間保管してあった古い錠剤などを使用しないよう呼びかけたと言います。

万一、原子力発電所で事故が起き、放射能が漏れた場合、45歳以下の人は、ヨウ素剤を直ちに服用してください。放射能による緊急事態が発生した場合、当局が配布した「ヨウ化カリウム錠剤」を服用するタイミングを、知らせることになっているそうです。

今回配布された新しいヨウ素剤は、2014年に配布されたものの代わりとなるものだということです。(10年おきぐらいに、配っているのでしょうか?)

スイス陸軍薬局の責任者である、ピエール=アンドレ・フォン・ゼーレダー氏によると、まもなく使用期限を迎える古い「ヨウ素剤」は、
全ての薬局でリサイクルされ、古い錠剤は、他の用途に転用されると語っています。

前回の配布キャンペーン以来、スイス国内の原発の1つ「ミュールベルク原子力発電所」が停止しているため、配布地域は縮小されましたが、
スイス国内では、現在も稼働中の原子力発電所が、ゲスゲンは、デッティンゲン、ライプシュタットなど数箇所あるため、原発から半径50キロ圏内の全ての
住民は、今回配布された、新しい「ヨウ素剤」を受け取ったら、古い錠剤を
薬局でリサイクルして欲しいと、当局は呼びかけています。

ニュース記事はここまでですが、何気に怖い記事ですね。
いくら定期的に配布しているお国柄とはいえ、イスラエル・ハマス戦争が勃発
と言うご時世ですから、スイス政府が何らかの兆しを察知したのかもしれません。

NYサバイバルの自宅から最も近い原子力発電所は、80キロ圏内に「インディアンポイント原発」という古い施設でした。しかし、老朽化があまりにもひどくて、住民らの反対運動もあり、2021年に閉鎖されました。
80キロ圏内には、マンハッタンを含むNY市がすっぽりと収まり、人口2000万人以上の人々が暮らしています。

閉鎖のニュースに胸を撫で下ろした一方で、施設内にあった使用済み核燃料などはどうなったのか、そういったニュースはほとんど聞こえてきません。

今回の、スイス政府のヨウ素剤配布のニュースを読んで、何らかの兆しを警告し
ているように思えてなりません。

また、昨日は、核兵器搭載の米軍機Bー52爆撃機が、アメリカ領グアムを離陸し、フィリピン南部を周回したというニュースもあります。同近海では、中国軍と沿岸警備隊との間で緊張が高まっています。

我が家にはシェルターなんてありませんので、万一核の事故あるいは、攻撃があったら、もうそれは仕方ないと諦めていますが、生まれたばかりの稚魚ちゃん
たちの水槽の水が汚染されたら可哀想だな、と思います。

何より、アメリカ政府はいったい何考えてるんでしょうか?
ウクライナ、イスラエルに加えて、さらにフィリピン沖で、核兵器搭載のB52戦闘機を飛ばしたって。。流石に中国を刺激し過ぎではないかと思います。
現在のアメリカに、3方面の戦争に同時に介入して軍を送る余裕なんて、
経済的にも、人材的にも可能とは思えません。

アメリカでは、空転していた連邦議会の下院議長が、トランプ氏寄りの共和党議員に決まりました。
しかし、国連の安全保障理事会は、完全に機能不全に陥っています。
イスラエル・ハマス戦争の「一時停止」を求める決議案が提出されても、どこか
の国が拒否権を行使するので、現在の安保理では何一つ決定できないのです。

第二次世界大戦後の“国連体制“は、いよいよ終焉の時を迎え、今後は新たな体制が必要となる、歴史的な時期に私たちは立ち会っているのかもしれません。

今日もここまでありがとうございました。
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