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日本のセミナーは3流どころか5流だってことに気づこう

「日本のセミナーって、まじでクソだな!」

セミナー業界で仕事をし始めて15年。

ずっとそんなことを感じていたんだよね。

僕は日本でセミナーに参加する前に、海外のセミナーを体験しちゃったものだから、日本のセミナーが凄く陳腐に感じたんだ。

世界トップスピーカーたちのセミナーを体験してきたし、彼らとセミナーをつくってきたから、どうしても世界基準というものが念頭にあって、それと比べるとどうしても日本のセミナーの質が低く感じてしまうんだよね。

日本のセミナーは、世界に比べて20年遅れている!
日本のセミナーは、3流どころか5流!

この15年間、ずっとそんな風に感じていたんだ。


ここで勘違いして欲しくないのは、日本の講師のレベルが低いとか、コンテンツの質が悪いとか、そうではないんだよね。

日本にも素晴らしい講師は沢山いるし、世界を変えるんじゃないかっていうコンテンツも沢山ある。

しかし、セミナーということになると一気に質が低下する。

料理もシェフの人柄も最高なのに、レストラン全体で見たら質が低くなっちゃう。

そんな感じ。

モッタイナイよね。

そして、そのことが当たり前だと思っている日本のセミナー業界全体が凄くもったいないことになっているなって感じるんだ。


でもこれって、しょうがないことだと思う。

だって日本って島国だからさ、島の外のセミナーを受講する人は凄く少ない。

だから、日本国内のセミナーばかり受講しているから、世界のセミナーを体験しにくいし、日本国内のセミナーが全てだと思っちゃいやすいんだよね。

何冊も出版している著者さんとか、著名な先生と呼ばれる人が、質の低いセミナーやっても、他と比較できないから、それが正解だと思っちゃうよね。

そして、それをマネする。

だから、今の状態は、ある意味しょうがないって思う。

でもね、井の中の蛙なのよ。

日本のセミナー業界は、世界基準で比べたら5流なのよ。

もっとアップデートできるのに、日本の中しか見ないから5流であることすら気づかない。

これが凄くもったいない。


日本のセミナー業界がアップデートされるとね、日本の教育業界もアップデートされるって感じてるんだ。

世界と日本のセミナーの違いって、教育の違いが反映されている感覚があるんだ。

世界のセミナーって、コミュニケーション型。

参加者とのコミュニケーションをしっかりととり、必要なことを伝え、一緒の目的に向かっていく。

だから、セミナーに躍動感があるし、人々の熱狂が違うし、どちらかというとロックバンドのライブに参加している感じだ。

一方の日本のセミナーは、詰め込み型。

寺子屋や学校の授業のように、テキストやスライドを見せて、必要なことを伝えて、あとは実習みたいな。

コミュニケーションはとるものの、さほど深くない。

だから、セミナーのエネルギーが低かったり、偏りがあったりする。

そんな違いがある。

最近は日本でもワークショップ型が増えてきたので、寺子屋スタイルのセミナーは目立たなくなってきたけど、ビジネス系、スキル系のセミナーだとまだまだ寺子屋スタイルが多いかなって印象。


別に寺子屋スタイルが悪いわけではない。

やりたい人は、そうしたら良いと思う。

でもね、そのスタイルが本当に最適なのかな?

そのスタイルのままで、セミナーの目的が達せられるのかな?

って考えると、疑問だね。

セミナーって教育としての側面があるし、人が成長する場だとも思う。

にもかかわらず、学校のような詰込み型で本当に人は育つのか?

っていうと、今の日本の学校のシステムをみると一目瞭然だよね。

なのに、それを変えようとしない、気づいてもいない、ってところが日本のセミナーが5流だと僕が感じる所以。


どんなに素晴らしい教科書をつくっても、どんなに教師が素晴らしい人間でも、その教え方がひどかったらどう?

教育の場の質が低かったらどう?

それが今の日本の教育だし、セミナー業界だと僕は思うんだよね。

だから僕は、大人の教育の場でもあるセミナー業界をアップデートさせることで、教育業界のアップデートにつながると思うんだ。


僕は、セミナーが好きだ。

セミナーというそのものが好きだ。

だから、今の日本のセミナー業界はもったいなさ過ぎて、やきもきしている。

もっと良くなるはずなのに。

個人個人のセミナーの質も、もっと良くなるはずなのに。

その方法を知らないばかりに、なかなかアップデートができないでいる。

本当にもったいない。


だから僕は、セミナーをアップデートさせるように動くことにした。

個人のセミナーはもちろん、日本のセミナー業界をアップデートさせる。

さらには、世界全体のセミナーをアップデートさせたい。

そんなことを意識しながら、これから進めていくことにするよ。

今後の世界が楽しみだ。


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