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中流階級の衰退は自由の衰退

一昨日、こんな記事を発見。「アメリカの超富裕層1%の総財産が全米中流階級(26.6%)の総額を史上初めて上回った」と言うことだった。懸念されていた「中流階級潰し」は着々と進行している。

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コロナにより、中小企業が大きな経済的打撃を受け、中流階級層はますます痩せ細っていった。日本の同等の資料を見つけられなかったのだが、世界的に同じ潮流があることは間違い無いだろう。

なぜ中流階級が攻撃されるのか?

それは中流階級は「物申す」階級だからだ。この層が中心となって、政府に対する意見や要望、世論は形成される。「We the people」の中核をなす人々と言っていいだろう。

コロナ禍の実際のウィルスの戦いの中枢にあるのはウィルス自体に対するものではなくて、社会変革 =「リセット」にある。最終目的は「支配」との戦いだと思う。

支配したい人にとって一番厄介なのは、自頭で考えて異なる意見を言う人たちだ。さっさと騙されるか、納得させられるか、脅しに屈服する人たちがいい。

だからある程度交渉力のある中流階級に厚みが保たれることが大切で、自分と家族の人生をより良いものにするために幸福を追求できる社会が、豊か&自由な社会となる。

中流階級が存在しない国々を訪れると、なおさら、中流階級の存在の重要性を痛感する。支配層がやりたい放題のさばっていて、「貧困層 / 奴隷層」にはそれを阻止する力が残念ながら無い。

アメリカで有名なコメディアンのJP Searsが支配について語っていたので、ちょっと字幕つけてみた(2分)。

悪は支配を何よりも求めてる。

神は自由を与える方。

この視点から見ると、周りで起きてる理不尽な事にも合点がいくのでは、と思う。

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おまけ

昨年訳した「バベルの塔と悪魔の支配欲」に関する聖書の話。私にとって、今の状況を理解するのに、とても役に立ったので、興味がありましたら観てみて下さい(45分)。



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