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空の巣症候群に3度なる

子どもは2人です。
けれど、空の巣症候群に3度なりました。

初めて空っぽになったのは
長男ゲンが大学に入学して東京へ行ってしまった時です。
ゲンの受験で最後のひと月で5キロ痩せる私ですから
巣立った時は、本当に寂しくなりました。

入学式にも参列して、晴れ姿を見て、みんなで喜んで
帰宅後、
それから、しばらく長い間
私は空っぽになります。

仕事もしていて、忙しいのに、まさか
空の巣症候群になるとは、、、
驚きました。

結局、半年近くはどんより鬱になっていたと思います。
周りが心配するくらいでした。

その後は、すっかり元気になります。

2回目の空っぽは
次男ショウが結婚した時です。
心の準備ができていないまま
(彼女のこととか全く聞いていなかったので)

怒涛の展開で、物事が進み
夫が動けない身体だということもあり
自宅介護をしながら、顔合わせとか、諸々を
全て一人でやることにも疲れていました。
子どもが結婚するのは初めての経験でした。

ショウが結婚して、3ヶ月以上は
鬱になっていたと思います。

長男ゲンは前もって知らせてくれるので
パニックになることが少なくて済みます。
しかし、次男ショウは、いつも突然過ぎて
振り回され、パニックになってしまいます。

学習した今は
ソコを踏まえて、次のショウの衝撃に耐えたいと
常々思っています。
(それでもショウには驚かされてますが、、、)

そして、3回目の空の巣症候群は
夫が突然亡くなった時です。
これは、この間まで、立ち直れなかったです。

突然人がいなくなるのは、いかんですね。
前もって知らせておいてくれないと
いかん。
(そんなことできる人はそうそういないでしょうが)

世の中のお母さん、お父さん、介護している方、みなさん

子どもは巣立ちます。
成長して羽ばたいていきます。

介護のゴールは「死」です。

子育ても、介護も、何事も
後悔のないように、日々を楽しんでください。

そして、空っぽにならないように、
常日頃から、自分の中を楽しいことで
いっぱい
にしてあげておいてください。

生きがいの仕事があっても私はダメでした。
自分よりも子どもや夫を優先していたために
喪失感は半端なかったです。

その経験があるから言えることですが
やり切った先にはきっと笑える日が来る
そう思います。

空っぽになったら
またいっぱいになる日がそのうちくる。

今日は、ふとこんなことを思ったので
noteしてみました。

新堂きりこ

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