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掃除機に恋をした

毎日1記事書こう、と思いながら、3日が経った。
時間に追われていたのもあったし、自分の気持ちと向き合う時間を、あえて作らない感じで、現実逃避していたようだ。

やはりこんな時、私のような口で吐き出せないタイプは、溜まってくる。
心にズンズン溜まって、もっとつらくなってくる。
書きたい!書かずにはいられない!という気持ちが湧き上がっている時は
心の許容量を越え、ダダ漏れしたものがあふれ出て、限界点を超えてしまっているようだ。

元々、自分の弱みや愚痴を吐けるタイプではない。
愚痴でもなんでもしゃべれる人を「才能」があっていいなと思っている。
最近は、心に溜まったものをブラックノートにひたすら書きまくっている。
1日の終わりに書いている。

オモテもウラも黒いノート。
ドロドロをノートに書きまくる。
誰かに見られたら大変なノート💦



見返すとか、誰かに見せるものではないので、きったない字で書き殴る。
言葉が出てこなくなるまで、ひたすら書く、書く、書く。
書きおわった後は、スッキリしてぐっすり眠れて、しまったりする。

ノートに、書き出す作業をしていなければ、精神的に壊れていたかもしれない。
介護介護の日々で、乗り越えないといけないこと、公的なことのやりきれなさなど、つらいこともたくさんあったから、介護されてる夫の方が、元気なんじゃないかという日々も多かった。

思いを吐き出せないと、やはり体に溜まるので、どこかに症状となって出てくることになる。
倒れるわけにはいかないので、ほとんど病院には行かず、自然療法や本で学んだ健康管理をしていた。

夫の突然の死で、計り知れないショックを受けた私の身体には、たくさんのものが溜まってしまっていると思う。
今日はそれを身体で感じたので、本気で書かなきゃまずい、と思った。

今のリアルな気持ちを文字にして、記事を見て力をもらえる人がいるといいなと思うし、何より、今の自分を昇華させてあげたい。
確かに、お金を得ることも真面目に考えないとならなくなったし
何より、時間を有効に使わないと、1日があっという間に過ぎてしまうから。

夫は死んで、私に何を教えてくれているのだろうと考えると、
命の儚さと、生きた証を残すこと、同じ1日なら楽しく生きた方がいいよ、といってくれている気がする。

昔から、本当に性格が良かった夫は、
誰からも好かれ、意地悪も一切しない、笑顔がとっても素敵な、愛あふれる人だった。
そう、ひねくれていて、斜めからものを見る私とは、正反対。
真逆だから、相性がとても良かったんだろなぁ。
私のような、友達がごくわずかな人間と違い、たくさんの人に愛されていた。

でもさ、死んだら終わりだね。
やっぱり、死ぬ時は一人だったね。
生まれる時も一人だけど、死ぬ時も一人っきりで死ぬんだね。

これまで、を積んでいない私は、ちゃんと天国に行けるかな。
死んだことがないからわからないけれど、世の中には死後の話があふれているのは、何故だろうなぁ。
と、こんなことをあれこれ考えているから、いろんなものが溜まっていくんだろう。

今日は気持ちのよい天気で、呼吸がちゃんとできる。
毎日快晴だと、心も少しは軽くいれるのに。
とはいえ、お腹も空くし、眠れているし、洗濯もちゃんとしているので大丈夫。
ただ、掃除機はかけてないな、つい後回しで、気づけばあっという間に夜になっている。

夫がいなくなる前、取り回しのラクそうな掃除機を、3ヶ月待ちで予約していた。
ダイソンの(旧式中古)コードレスが、重くて持つのがつらい私にはこれだ!と、
3ヶ月待ちを、納得して買ってしまう魅力にあふれていた。
それが来るまで掃除しないわけではない。ただダイソンが重くて嫌なだけ。
来客があったり、孫が来るとなれば、ダイソンも登場する。
今はやりたくないので、やらない。

3ヶ月待ちの掃除機が来て、もしもこまめな掃除人になったら?
苦手な掃除が好きになっていたらどうしよう。
年を取っても私の味方でいてくれるよう、大切に使いたいと思う。

届いてもいない掃除機のことを真面目に考えている、これは恋だ。
夫が亡くなって15日目。

15日目の私へ
□2000字越えの文章、よっぽど溜まっていたんだね。つらかったね。
掃除機のくだりは、長すぎ、、、カットした。
□自分を表現することが、自分を救ってくれることになるから。
□誰かの救いになっているのかは、今もビミョー😆
□最新式の掃除機でも、掃除好きにはなっていないよ。残念、、、。
□でも、軽くて使いやすくて便利だよ。

こんな長文を💦最後まで読んでくださりありがとうございます😊

新堂きりこ

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