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心を開いて越える壁

美容院に行った。
予約したものの、行けずにいた初めての美容院。
知人に聞いて、ふと行ってみたくなり、今回リベンジすることになった。

電話番号もホームページもない、口コミのみの美容院。
電話に出たオーナーは、元気で明るい女性だった。
この人だったら、大丈夫そう。最初の声を聞いて感じた。

電話で聞いた1階の別店舗を目印に、近くのコインパーキングに車を停めて、歩いて探してみた。すぐに見つかった。

3階へと続く階段を上がる。一気に上がる。
久しぶりのまともな外出で、何を着たらいいかわからず、日常の延長の格好で出かけてみた。
一応コンタクトをつけて、鏡越しの自分が確認できる様には、してきた。

シンプルな空間に、黒髪ロングのスラリとした女性が迎えてくれた。
声の印象とは異なる、きれいな、いかにも美容師さん、というおしゃれな人。

けれど、話したら方言がどんどん出てくるし、面白いし、すっかりリラックスして、普段なら絶対に話さないことも、スラスラ話してしまっていた。

大きく変えたかった髪型は、変化することはなかったけれど、気持ちの良い時間を過ごすことができた。

これまでの私を知らない人と話すことが、こんなに楽だとは思わなかった。
違う空間に身を置いてみることは、大事なんだと感じた。

大きな変身はできなかったけれど、心は少しすっきりした。
自分のためだけに外出するなんて、本当に久しぶりだったし、人と話すのも随分久しぶりだったから。

自己開示が苦手な私が、自己開示をしていく。
これからの人生は、ココ(自己開示)がキーポイントになっていくんではないかなぁと、予感はしている。

ヘアカラーは別の美容院に行くので、またカラーに出かける予定を組まないとなぁ。
自分でできれば一番いいのだけれど、とにかく不器用&めんどくさがりのため、プロにお任せするのが間違いないとわかっているだけに、自分でやるという選択肢はない。

久しぶりに外に出たので、体も疲れたようだ。
眠気が襲う。眠い。
中々書くことは進まないけれど、私は少しずつ前を向いていけるようになっている。
気がする。
              (22日目)

振り返り
800字少しで文章を書いていました。短い文章に驚きました。
その後、この美容室には行けてません。
自己開示がテーマと書いているように、とてもとても苦手です。
この壁を越えないと次へは行けないと、ずっと感じていました。
壁なんてなかったことにも気づいていきます。
その辺りも書いていきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

新堂きりこ

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